私のメルマガなどでは、

握力と健康(生命力)には関連があるのではないか?
 
という主旨の話を何度か紹介しています。

握力の強さと教育水準・病気発症率の関連 ロシアやスウェーデンなどの研究

個人的に興味のあるトピックでもあり、それなりにアンテナを張っていたら、立て続けに関連記事を見つけました。
 
まずはこちら。
 
握手の強さで老化や教育水準、将来の健康が分かる
www.afpbb.com/articles/-/3014374?utm_source=yahoo&utm_medium=news&utm_campaign=txt_link_Fri_p1
 
記事の要旨をものすごく端折ってまとめると、こんな感じです。
 
ロシアの研究では教育水準の高い人は、握手の力が強い人が多いことがわかっており、スウェーデンの研究によると握力の弱い人は、早期の死亡率、心臓疾患発症率、自殺率、精神疾患の発症率が高いのだそうです。
 

 
もうひとつ、別の記事を。
 
握力で心臓病リスクを判定、国際研究
headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150515-00000018-jij_afp-int
 
カナダの研究では、以下のようなことがわかりました。

・握力が5kg低下するごとに、何らかの原因による死亡リスクが16%増加する 
 
・心臓発作リスクは7%、脳卒中リスクは9%増える
 
・年齢、たばこ、アルコール摂取、教育水準、職業的地位などの影響を考慮しても、結果は同じだった
 
・最高血圧よりも、握力のほうが、早死に関する有意な予測因子である
 
・ただし、糖尿病、呼吸器系疾患、転倒による外傷または骨折などと握力の関連性は認められなかった
 

 
特に循環器系に関しては、握力はある程度信頼性のある健康のバロメーターなのかもしれません。




「握力は人間行動の基本」VS「握力と生命力は無関係」

こちらのサイト↓には
合気揚げ完成への道「誰にでもできる握力養成法」
www.daitouryu.com/japanese/column/aikiage/col_agecomp02.html
 
なかなか興味深いことが書いてあり、次のような記述があります。

握力は総ての人間の人体運動の基本となる。
 
足が弱ってしまった老人でも、握力は、死ぬ最後まで衰えず、何かを掴もうとする意識だけは旺盛にある。
 
もし、その意識がなくなる時は、それは死んだ時である。
 
人間は死ぬ寸前まで、何かに縋ろうと、必死に掴むものなのである。
 
繰り返すが、握力は人間行動の基本なのだ。
 

握力=生命力という考え方が正しいかどうかはわかりませんが、私としては何となく理解できるのです。
 
・・・しかしいつものように、ツッコミも入ります↓
握力が強いと長生きする、という報告を勘違いしないようにしましょうね!!
www.gohongi-beauty.jp/blog/?p=11745
(内容は割愛させていただきます)
 
「握力が強いと健康になる」のか「健康だから握力が強い」のか検証するのは困難です。
 
このへんは「楽しいから笑顔になる」と、「笑顔を作れば楽しくなる」のと似てませんか?(ちがう?)
 
握力はちょっとした空き時間で鍛えられるので、気がついた時にでも鍛えるのは、健康にマイナスにはならないでしょう。
 
(ちなみに管理人はトイレでの握力鍛錬を時々行っております)
 
細切れ時間を使った習慣とするのも良いのではないでしょうか。