キウイはいまではすっかりおなじみの果物になりました。

独特の酸味とサッパリした美味しさだけでなく、栄養面でもなかなかスゴイ特長があります。

キウイのDNA修復効果

ニュージーランドのAUT大学によると、キウイにはヒトのDNA修復能力があるそうです。
 
体重30kgあたり1個のキウイを食べるグループと別のものを食べるグループに分け、最初の3週間は通常の食生活、後半にキウイまたは別のものを食べる6週間の調査を行いました。
 

 
この結果、体重、血圧、血中コレステロールの値に大きな変化はなかったものの、キウイを3週間摂取したグループはDNA損傷の修復能力が高まったそうです。




栄養素充足率スコアトップ!栄養密度の高いキウイ

キウイは、果物の中でも栄養密度の高さでトップなのだそうです。
 
果物100g中に含まれるビタミンCや食物繊維、葉酸など17種類の栄養素の割合を比較した「栄養充足率スコア」という指標があります。
 
このスコアが大きいほど、少量で効率よく栄養を補える”高栄養密度フルーツ”というわけです。このスコアのトップがキウイフルーツなのです。
 

 
キウイに1個(可食部100g)には、ビタミンCが温州みかんの2.2個分、食物繊維はバナナ2本分が含まれています。
 
カリウム、葉酸、ビタミンEなどの栄養素も含まれているので、キウイ1個で多様な栄養素を摂取できるのです。
 
1日に必要とされている果物の栄養量は、キウイを2個食べればクリアできます。
 
以下に、主な果物の栄養素充足率スコアを紹介します。

キウイ 11.4
オレンジ 8.1
イチゴ 8.0
レモン 7.0
バナナ 4.9
ざくろ 4.8
メロン 3.6
クランベリー 3.7
ブルーベリー 2.9
ぶどう 2.4
洋なし 2.1
すいか 2.1
りんご 1.8




キウイを朝に食べてダイエット やり方

ダイエットエキスパートの和田清香さんによると、朝にキウイを食べるとダイエット効果が期待できるそうです。
 
和田さんは「オールアバウト」のダイエットガイドでもあります。
 
(この記事は2011年12月26日九州スポーツ新聞「ヘルス」欄を参考にしています)
 
朝キウイダイエットのやり方は実に簡単で、朝食に生のキウイを1~3個、ゆっくりとよく噛んで食べるだけです。
 

 
ポイントをまとめます。

■キウイには、食物繊維やミネラル、たんぱく質分解酵素であるアクチニジンが豊富
 
■アクチニジンにより太りにくい身体になる
 
■食物繊維が排泄を促し、カリウムがむくみを解消する ビタミンEは身体を温める
 
■キウイを食べる際に水をコップ1杯飲むとさらに効果的
 

 
■中高年男性に特におすすめ 男性は果物をあまり食べないため、キウイの酵素を摂取すると効果が際立つ
 
■おやつで食べている菓子類をキウイに替えてもダイエット効果が期待できる
 
■一時期流行った朝バナナダイエットは、胸やけや体の冷えを起こす人もいた その点、キウイは食べやすい

 
管理人は本来、「〇〇だけを食べる」というダイエット法はおすすめしません。
 
「キウイダイエット」も、キウイだけ食べるというわけではありません。
 
そこを外さなければ、朝キウイダイエットも良いかなと思い紹介してみました。
 
朝食をごく軽く済ませる人も多いようなので、実践できそうなら試してみて下さい。