せき止め薬よりもハチミツの方が有効かも?
 
アメリカのペンシルベニア大学医学部のイアン・ポール博士らは、感染症でせきを発症している105人の子供に、せき止め薬の成分(デキストロメトルファン)とハチミツを与えて効果を比較しました。
 
その結果、スプーン1杯分のハチミツをとった方が、市販のせき止め薬を飲むよりも効果が高いことがわかりました。小児科専門誌「小児科および青年期医学」に発表されました。

ポール博士が使用したハチミツは「そばハチミツ」でした。博士らは「子供のせきと気道感染による睡眠障害にはハチミツが有効」としています。
 
 
日本でせき止めといえば、「レンコン汁」が良く知られているのではないでしょうか。生のレンコンをすりおろして絞り、汁だけをコップにとって飲むのです。
 
レンコンに含まれている「タンニン」がせき止めに有効なのです。
 
乾燥した季節であれば濡れマスク(ぬらしたマスクをよく絞ったもの)を着用するのも効果的で、温かい飲み物をこまめに飲むといった対策もあります。
 
いずれもノドを乾燥させないための工夫で、セキを止めるだけでなく、外部からのウイルスや雑菌が体内に侵入するのを防いでくれます。

咳エチケットとは 厚生労働省では

最近は、カゼやインフルエンザが流行る季節になると「咳エチケット」なる言葉が取りざたされるようになりました。
 
咳エチケットとは「セキやくしゃみで周囲の人に不快な思いをさせないように気をつける」心遣いであり、当り前と言えば当り前のことです。
 
厚生労働省のHPでは、咳エチケットについてこのように紹介しています。
 
「咳エチケット」
・咳・くしゃみが出たら、他の人にうつさないためにマスクを着用しましょう。マスクをもっていない場合は、ティッシュなどで口と鼻を押さえ、他の人から顔をそむけて1m以上離れましょう。
 
・鼻汁・痰などを含んだティッシュはすぐにゴミ箱に捨てましょう。
 
・咳をしている人にマスクの着用をお願いしましょう。
 
「こんなこと、常識だろ!」とも言えそうですが、実際にいるんですよ。人の目の前で平気でセキをする人が。
 
接客商売をしていた頃に何度も経験しました。
 
あからさまに顔をそむけるわけにもいかず、何ともツラいものです。
 
そういう時、私はこっそり呼吸を止めていました (^^ゞ