はちみつの成分の70%から80%はブドウ糖・果糖といった糖分が占めています。
 
残りの20%は水分、ビタミンB群、ビタミンC、カルシウム、カリウムなどです。
 


つまり単なる「甘さ」以外の栄養素も含んでいます。
 
このコンテンツでははちみつの栄養や活用法をまとめています。

はちみつは甘くてもカロリー低め&腸内環境を良好に

はちみつの糖分は吸収が早く、疲れた時や運動の後の糖分補給には理想的です。
 
糖分が多いと聞くとカロリーが高いのではと心配になりますが、はちみつは砂糖の6~7割で同じ甘さを出すことができ、しかもカロリーは砂糖より2~3割低いのです。
 
あまり知られていませんが、はちみつにはグルコン酸という成分も含まれています。
 
グルコン酸は善玉菌を増やす作用があり、腸内環境を良好にしてくれます。継続して摂取すれば免疫力増強やお通じ改善といった効果が期待できます。
 

 
ニュージーランド特産のマヌカはちみつはピロリ菌抑制作用を持っているため、胃潰瘍や胃がん、十二指腸潰瘍を予防してくれる作用があります。

料理にも使えるはちみつ 肉・ご飯・魚に

はちみつは料理にも使えます。
 
肉を柔らかくしてくれるので煮物に入れたり、肉の表面に塗るなどして使うと肉がジューシーに、柔らかく仕上がります。
 
またご飯を炊くときに米カップ1につきはちみつを小さじ1杯加えると、はちみつの酵素の働きで、ご飯がふっくらと炊き上がります。(関連コンテンツをご覧ください)
 

 
さらに、魚を調理する際にはちみつを加えると魚のくさみを取ってくれます。

保湿など美容にも使える 子供にはNG

はちみつは美容にも活躍し、肌の保湿効果が特に高いとされています。
 
はちみつのビタミンやアミノ酸、ミネラルは肌に浸透しやすく、保湿や肌の印象を明るくする作用をもたらしてくれるのです。
 
普段使っているせっけんや洗眼フォームを泡立てた後、はちみつを少し加える、といった使い方もできます。
 

 
注意点もあります。
 
はちみつにボツリヌス菌の胞子が含まれていることがごくまれにあり、消化器官が未発達で抵抗力の弱い乳幼児に与えると中毒を起こす可能性があります。
 
ただ、はちみつはもともと殺菌力が非常に強く、ボツリヌス菌がはちみつ内で増殖することはありません。
 
大人が食べる分には心配ないのですが、念のために1歳未満の子供にははちみつは与えない方が良いでしょう。