しゃっくりは横隔膜がけいれんするために起きます。
 
横隔膜がけいれんする→息を瞬間的に強く吸う→声帯がけいれんして閉じる→吸気が止まってしゃっくりになる
 
という流れで発生するのです。

しゃっくりがおきる原因としては
 
・お酒を飲みすぎたとき
・食べすぎ
・温度の高い場所から寒い場所へ急に移動した時など、激しい温度変化にあった時
 
といったものがあります。
 
しゃっくりを止めるために指をノドに突っ込んだり、目を押さえたりすることがあるようですが、いずれも間違った危険なやりかたです。
 
安全な止め方としては
 
・コップ100CCの水に重曹を2g溶かして一気に飲み、深呼吸をする
・冷たい水か酢を飲む
・濃い目の食塩水を作り、しばらく息を止めてから飲む

 
といったものがあります。
 
しゃっくりは何もしなくても自然に止まることがほとんどですが、いつまでも止まらない時はアルコール中毒や脳腫瘍、肺の病気、腹腔内疾患の疑いもあります。
 
ちなみにしゃっくりが続いた世界最長記録はアメリカのチャールズ・オズボーンさんの68年間だそうです。
 
オズボーンさんのしゃっくりは1922年に始まり、1990年にようやく止まりました。
 
この間、しゃっくりが毎分20回~40回のペースで出続けましたが、普通の生活を続け、バラエティー番組にも出演しています。
 
オズボーンさんはしゃっくりが止まった翌年の1991年に亡くなっています。
 
70年近く続いたしゃっくりが止まった時の感想はどのようなものだったのでしょうか?しゃっくりが出ないことが逆に不自然に感じたりして・・・。