デトックスは「毒素排出」あるいは「解毒」などと訳されます。
 
ここでの「毒」とは水銀、鉛、亜鉛、ヒ素、ベリリウム、カドミウムといった有害ミネラルを指します。
 
こういった有害金属が体にたまると酵素の動きが阻害され、代謝が悪くなり、疲れやすい・ダイエット効果が出にくいなどの弊害が起きます。


 
歯の詰めものであるアマルガムが有害金属の供給源になるとの主張もあります。アマルガムの組成は約50%が水銀で、あとは銀、スズ、銅、亜鉛で構成されています。
 
これらの金属が口の中で溶けて、体内に吸収されるのです。
 
日本だけでなくアメリカ、イギリス、スウェーデンなどの国でもアマルガムを規制しようという動きが広がっています。
 
アマルガムを取り除いたら体調が良くなったという症例も報告されています。
 
実は私も歯科医にすすめられて詰め物を全て入れ替えました。
 
アマルガムの黒っぽい色から歯の色にそっくりな詰め物に替えています。(個人的には特に体調が良くなった、などの感想はありませんが)
 
有害金属はガンの原因にもなっている、とする説もあります。
 
有害金属は免疫力向上の妨げになっているため、有害金属の排泄を(つまりデトックスを)ガン治療・予防の最優先事項に挙げる医師もいるそうです。
 

 
現代人はほとんどが有害金属の害にさらされていると考えられています。
 
「栄養を摂る」ことを意識するのも大事ですが、「有害なもの・不必要なものを排出する」意識もまた重要なのではないでしょうか。
 
ちなみに、最もデトックス効果が高い生理作用は発汗ではなく、排便です。
 
便秘は百害あって一利なし、ですよ。