女優の天海祐希さんは2013年5月に軽度の心筋梗塞を発症し、上演中の舞台を降板しています。

この件はネットニュースでも報じられました。
 
天海祐希、心筋梗塞…1週間以上は治療に専念
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-00000035-sanspo-ent
 
45歳の女性では珍しい…天海祐希を“襲った”心筋梗塞とは
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130509-00000062-spnannex-ent
(これらの記事は現在削除されています)
 
女性医師
 
上の報道の内容をまとめます。

・天海さんは過去に心臓などの病気で入院した経験はない
 
・公演中、いつもより汗を多くかき、公演後は「身体がだるい」「胸が痛い」と訴えていた
 
・所属事務所によると天海さんは心臓に負担のかかる仕事や運動をしたことは一切ない
 
・天海さんはストレッチなど体のケアを怠らず、美しさの秘訣は「よく食べ、よく笑い、よく寝ること」だった
 
・千秋楽が12日だったため、天海さんは出演を強く希望したがドクターストップがかかった
 
・1週間から10日の安静を言い渡され、現在は血液の流れを良くする点滴などの治療を受けている

心筋梗塞に限りませんが、女性の病気には女性ホルモン作用が強く影響しています。
 
女性ホルモンには血管を広げたりコレステロールの代謝を助ける働きがあります。つまり女性ホルモンは心臓や血管に起きる病気のリスクを下げる作用を持っているのです。
 
しかし加齢とともに女性ホルモンの分泌が減ったり閉経を迎えると、この作用が弱くなってしまいます。
 
すると心筋梗塞などのリスクが上がってしまうのです。
 
女性の心筋梗塞は、精神的ストレスとも関連が強いそうです。天海さんが発症した原因は、女性ホルモンやストレスあたりが有力ではないでしょうか。
 
また女性の場合、狭心症や心筋梗塞を発症しても胸以外の部分が痛むことも多いのも特徴です。
 
天海さんには胸の痛みが出ていたようですが、そうではないケースもあるのは注意すべきではないでしょうか。
 
閉経後の女性は心筋梗塞のほかにも生活習慣病など、様々な病気のリスクが一気に上がります。
 
特に症状を感じなくても定期的に健康診断を受けて、病気を未然に防ぎましょう。