劇作家で女優の渡辺えり子さんは30歳の半ばを過ぎる頃から疲労が溜まりやすくなってきました。
疲労回復法をあれこれ探した結果、熱いお風呂に入るという方法にたどりつきました。
長く浸かるために夕刊を持ち込みます。
一時間ほどお風呂で過ごせば爽快な気分になり、それからまた何時間でも仕事を頑張れるのです。
「ぬるめの湯」と「熱い湯」の境目は何度なのでしょうか?
ネット上をいろいろ調べてみた結論としては、どうやら40℃がその境目ではないでしょうか。40℃以上になると熱め、と表現され、40℃より低いとぬるめ、と表現されるようです。
ちなみに花王のサイトでは、40℃よりぬるいお湯に入ると副交感神経が刺激されて身体がリラックス状態になり、40℃より熱いと交感神経が刺激されて身体が活動モードに入ると紹介されています。
夜遅くなど、そろそろ就寝という時間帯ならリラックスのためにぬるめのお風呂につかり、朝など「さぁこれからバリバリ活動するぞ!」という時は熱めのお風呂が良い、ということになります。
個人の感じ方で差があるでしょうが、湯温の微妙な違いで入浴効果が違うわけです。
最近の給湯器は温度設定できるものが一般的です。湯温の効果を意識すると「より積極的な入浴」ができるのではないでしょうか。