胃がん 食塩と野菜摂取量との関連

健康食として世界中に知られている和食ですが、食塩摂取量が多くなりがちなのが注意点です。
 
塩分摂取量のトピックとしては「高血圧の原因」がお約束ですが、塩分のとりすぎでリスクが上がるのはそれだけではありません。
 
塩分の多い食事を続けていると胃がんになりやすいことがわかっています。
 

日本は世界でも突出して胃がんが多く、同様に食塩摂取量の多いチリも胃がんの多い国です。
 
一日あたりの食塩摂取量13gの人が、3g少なくして10gにすると、胃がんの死亡率も3分の2に減るというシミュレーションがあります。
 
 
食塩摂取量が増えるとなぜ胃がんにかかりやすくなるのでしょうか?
 
疫学研究によると、高塩分食品を食べる人ほどピロリ菌の感染率が高いことがわかっています。
 
胃粘膜が塩分で破壊され(塩をかけられたなめくじが溶けるのと似たイメージ)ピロリ菌の持続感染や慢性炎症が起きやすくなるのです。
 
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これを裏付ける調査が、厚生労働省のがん研究助成金で進められる「多目的コホート研究」によって行われています。
 
04年の同研究では、塩蔵魚卵(たらこ、いくらなど)や塩辛などをほぼ毎日食べる人は、ほとんど食べない人に比べて胃がん発症リスクが2~3倍増加することがわかりました。
 
 
また02年には、胃がんと野菜摂取量の関連を調査した結果も発表されています。40~59歳の男女約4万人を対象に、10年間追跡調査が行われました。
 
その結果、野菜や果物をほとんど食べない人を基準にすると、週一からほとんど毎日食べている人は胃がん発生率が3割ほど低かったのです。
 
 
胃がんリスクを低下させた野菜の成分としては、
 
ビタミンC カロテノイド フラボノイド 葉酸 植物性エストロゲン イソチオシアネート 食物繊維
 
などの働きが考えられています。
 
新鮮や野菜を果物を毎日食べることは、がん予防につながるのです。
 
 
厚生労働省による日本人の食事摂取基準では、野菜であれば1日に350gから400g、果物であれば皮を除いた量で150gから200gを摂取するよう推奨しています。
 
 
これらの結果から、私としては、
 
「伝統的な和食の塩分を控えめにしてたんぱく質・野菜を多めにしたもの」
 
が最強に近い食習慣ではないかと考えています。
 
 
最近の日本の食習慣では脂肪分がちょっと多すぎる印象があるので一昔前の献立をメインにし、塩分を控えめにします。
 
和食にはご飯という非常に優秀な炭水化物源があります。
 
ご飯には塩分がよく合うので炭水化物と塩分の摂取量が増える傾向にあります。そこで塩分を摂り過ぎないように注意し、たんぱく質や野菜を不足しないように補ってあげるわけです。
 
たんぱく質を十分に補給できていれば脳卒中の予防にも役立ちますし、野菜によりがんを抑制するわけです。
 
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