「脳を鍛える」シリーズで有名な東北大学の川島隆太教授は「新聞音読」の有効性を強調しています。

音読することで脳を活性化できるのです。

新聞を音読して脳活性化 ポイントは

以下にポイントをまとめます。

・毎日届く新聞を読む(同じものを読んではダメ)
 
・ある程度の分量(コラムくらいが適当)を、できるだけ速く読む
 
・ほんの1~2分でも十分効果があるので、毎日続けるのが大事
 
・声は小さくても大きくてもOK。また、寝て行っても問題なし
 
・午前中に行うのが効果的で、朝食を食べた後は脳にブドウ糖が供給されるのでなお良し
 

 
意外と簡単・手軽にできそうです。
 
ネット上の新聞や、携帯電話の画面に映る情報を音読しても新聞を読むほどには脳が活性化しないそうです。

古典の音読を繰り返して暗誦 録音した自分の声を聞くと覚えやすい

音読と脳の話でいつも思い出すのは、中学校のときに国語の授業で古典などを暗誦したことです。
 
「平家物語」や「枕草子」「源氏物語」などの一節を覚えて、うまく暗誦することができれば点数がもらえる、といったテストが行われていました。
 
わたしは国語の授業は大好きだったので(国語担当の先生が熱心で面白かったのです)、古典の暗誦も熱心にやりました。
 
うまく覚えようとあれこれ試してみたところ、個人的に最も効果があったのは音読すること、さらには自分の音読を録音し、それを聞きながら暗誦の練習をすることでした。
 

 
これは黙読で覚えようとするよりも明らかに効果があり、さらに自分の声であるというところがポイントだったように思います。
脳をうまいこと刺激できたのでしょうか。
 
古典が好きだったこともあって、この暗誦のテストでは毎回なかなか良い点を取ることができました。