乾燥する時期によく発生する静電気。
車から降りるときや、よりマニアックなところでは筋トレでダンベルを持つときなど、パチッとうっとうしいものです。
一般に静電気は皮膚が乾燥していると発生しやすくなります。
よって、皮膚の水分が少ない老人の方が子供より静電気が起こりやすとされています。
このコンテンツでは静電気についてまとめています。
静電気の電圧や危険性
皮膚や空気中に水分が多い(いわゆる湿度が高い状態)と静電気が起こりにくいのは、水分に電気が放電されてしまうからです。
水分が少なくて乾燥していると、放電先が無く電気が体内にどんどん溜まってしまいます。
静電気の電圧は最高で20キロボルトに達することもあります。
家庭用のコンセントが100ボルトで感電することもあるので、静電気はかなり電圧が高いのです。ただし、身体を流れる時間は一億分の一秒ほどなので命にかかわることはまずありません。
むしろ危険なのは、可燃性の物質を扱う時です。
もっとも身近なのは、セルフ式のガソリンスタンドではないでしょうか。
ガソリンは非常に揮発しやすく、容易に着火します。そのため、スタンドで給油する人の静電気によって発火する事故が多発しています。
給油の際は給油機に貼られている放電プレートに必ず触れてから作業を行いましょう。空気が乾燥しやすい冬場は特に注意しなくてはいけません。
静電気防止用のスプレーも販売されています。
このスプレーを車のシートに噴射しておけば静電気を防いでくれますし、上着にスプレーしてもOKです。もちろん室内の日用品にも使えます
その他にもキーホルダーに付ける静電気防止グッズや、静電気を解消するブレスレットなども市販されています。
ちなみに、ガソリンスタンドで働いている人たちは静電気防止の服を着ているので発火事故などの心配はありません。
静電気はビタミンC・カルシウムを消費する
静電気に関してへぇ~と思った記事がありました。
静電気を帯びたままにすると交感神経が刺激されるのでアドレナリンの分泌量が増加し、ビタミンCの消費量が増えるんだそうです。
その結果、カゼをひきやすくなります。また、バチっと放電するたびにカルシウムも消費しているそうです。
といっても静電気が起きるのはそれほど頻繁ではないので、過度に気にする必要はありません。
それよりも、静電気で何よりうっとうしいのは、やはりパチッとくる刺激ではないでしょうか。
ある程度「静電気が起きそうだな」という予測できるときは、敏感な指先ではなく手の甲などで静電気を起こすようにすると痛みが軽減されます。
また、私は冬に車から降りるときは車のキーを持ってキーの先を適当な金属部分を触れさせて放電します。
痛みはありませんが、少しばかりのショックは感じます。
それもイヤなら、車内にぬれティッシュを常備しておいて、手を濡らしてから車から降りれば静電気を防げます。