このエントリーを作っている時点では、話題になる機会が減っていますが、大気汚染物質のPM2.5が一時期騒がれました。
 
テレビでも注意を呼び掛けられたりして、熊本では遠くがかすんで見えることがしばしばありました。

全く迷惑な話ですが、外出しないわけにもいかないので、とりあえずはマスクや空気清浄機で対処するしかありません。
 
このコンテンツではPM2.5対策や弊害について紹介します。




花粉症用マスクをPM2.5対策マスクに

PM2.5を完全に遮断するには高機能マスクが必要ですが、花粉症用マスクも一工夫するとPM2.5対策としても使えるそうです。
 
熊本のローカルニュースで紹介していたやり方を以下に紹介します。

・キッチンペーパーを四つ折りにして水で濡らす

・キッチンペーパーを絞り、マスク内側の鼻にあたる面に置く

・そのままマスクを装着し、できるだけ鼻の形に沿うようにキッチンペーパーとマスクを整える
 

 
鼻とマスクの間にキッチンペーパーが挟まる感じです。
 
基準値を超えた日に外出する必要があるなら、試してみてはいかがでしょうか。
 
日常生活で実践できるその他のPM2.5対処法としては、
 
化学繊維の服を着る
洗濯物を外に干さない
帰宅したらすぐ入浴

 
といったことがあります。
 
花粉症対策と同じと考えてOKです。
 
下の記事で紹介しているように、PM2.5の濃度が高い日は特定の病気の発症率が上がるという報告があります。
 
最近は世間の関心が薄れてきた感もありますが、特に持病のある方は注意するべきではないでしょうか。
 
PM2.5の測定値情報サイトも開設されています。
 
環境省大気汚染物質広域監視システムそらまめ君
soramame.taiki.go.jp(つながりにくいこともあります)




PM2.5で病気リスク増加

あまり話題になっていない気がしますが、少し前にこんな記事がありました。
 
PM2・5の影響濃厚 黄砂の日は救急搬送増加 脳梗塞3割増の結果も
sankei.jp.msn.com/life/news/140312/bdy14031212420002-n1.htm
 
PM2.5が多い日は循環器系の疾患発症が増えるのだそうです。
 
記事のポイントをまとめます。
 
■長崎市の調査では、黄砂濃度が高い日は黄砂が無い日に比べ救急搬送が12%多い
■心臓病と脳卒中の循環器疾患に限ると21%も増える
■福岡県内の病院の調査では、特定のタイプの脳梗塞は発症が約30%増えた

 
私はPM2.5が循環器系にも影響を及ぼすとは知りませんでした。呼吸器系に循環器系とくれば、PM2.5はこれはもう完全に毒ガスです。もはや兵器ですよ。
 
大気汚染原因国へ対処を強く迫る必要があります。
 
とりあえずは脳卒中・心臓病の不安がある人は、今後は大気の状態にまで気をつけなくてはいけません。