※むらおより いきなり追記
このコンテンツでは、シソをアレルギー対策食材として紹介していますが、シソは「効果が無い」という主張もあります。
それも考慮のうえ当コンテンツをご覧ください。
シソは本来、中国の中南部で食用・および薬用として栽培されていました。
シソは栄養価が高く、各種ビタミン、カロテン、カルシウムなどを豊富に含んでいます。シソ科植物の種子に含まれる脂質成分にはアルファリノレン酸が含まれています。
アルファリノレン酸には免疫の過剰反応により起こるアレルギー反応を抑制する作用があるので、シソの実には次のような効果が期待できます。
・花粉症やアレルギー性の鼻炎症状の緩和
・アトピー性皮膚炎症状の改善
スギ花粉患者を2つのグループに分け、一方のグループにはシソ油、もう一方にはプラセボ薬を摂取してもらったところ、シソ油を摂取したグループでは目や鼻のかゆみ、涙目などが改善されました。
その他多くの臨床試験や基礎研究でアルファリノレン酸がアレルギー反応の抑制に効果的だという結果が出ています。
アルファリノレン酸には心筋梗塞のリスク低下、血中脂質改善といった効果も報告されています。アルファリノレン酸は多価不飽和脂肪酸の一種で、リノール酸も多価不飽和脂肪酸の一種です。
日本人はリノール酸の摂取量はほぼ十分ですが、アルファリノレン酸の摂取量は不十分であると言われています。
甜茶などのサプリメントの他、食用のシソ油(えごま油とも呼ばれます)も市販されているので、アレルギー症状があるなら利用してみましょう。
シソ油は酸化しやすいので加熱調理には適しません。ドレッシングなどに使うのが効果的です。