マカの原産地は南米のペルーです。ペルーではインカ帝国時代から利用されてきました。
ボリビアからチリのアンデス地方の高地で主に栽培されています。
大根やカプ、ブロッコリーなどと同じアブラナ科に属し、地下茎部分を利用します。見た目はカブによく似ています。
マカは土壌の栄養分を吸収してしまうので、マカを栽培した土地では作物が数年間とれません。
必須アミノ酸、ミネラル、脂肪酸などを多く含んでおり、男性機能の向上や、女性のホルモンバランス改善に有効とされています。
その他にも滋養強壮、免疫力活性化、疲労回復、更年期障害の改善、記憶力・集中力の向上が期待できます。
「アンデスのバイアグラ」「天然のバイアグラ」と呼ばれることもあるようですが、処方で出される勃起改善薬ほどの即効性はまず期待できません。
マカの効果を実感するには2~3ヶ月は続けて摂取する必要があります。
「続けて飲んでいると性機能が高まっていく」というイメージが近いのではないでしょうか。
ペルーでは滋養強壮や疲労回復に利用されているため、マカを摂取することによる障害や副作用などは心配ありません。
マカは1980年代のペルーで絶滅の危機に瀕したことがあります。それから政府主導で栽培が奨励されました。日本だけでなく米国でも利用されており、米国では90年代から需要が増えています。