オニカサゴはゴツゴツとした真っ赤な体に黒い斑点というかなりグロテスクな容貌をしています。
しかし見た目以上に恐ろしいのは、背びれのトゲにある猛毒です。
オニカサゴのトゲに刺されると猛烈な痛みにおそわれます。
刺された箇所は紫色に腫れあがり、重症になると呼吸困難や心臓衰弱まで起きる可能性があるのです。
不幸にして刺された場合、傷口を真水で洗い、毒が傷口から出るようであれば絞り出してみます。
その後、40~50度のお湯に60~90分つけます。(かなり熱いのでやけどには気をつけましょう)オニカサゴの毒はたんぱく質なので熱で固まります。熱いお湯で毒を凝固させ、毒の拡散を防ぐわけです。
これはあくまで応急処置です。トゲが残っている場合があるので病院での診察を必ず受けましょう。
上には「真っ赤な体」と書きましたが、海の中では周囲の岩などに合わせて色を変化させます。ダイビング中などにうっかり触ってしまわないよう注意しなくてはいけけません。
一年中釣れますが、旬である冬に釣りの対象にされることが多いようです。
堤防からも釣れるので目にすることが意外と多く、から揚げや汁物などの料理にすると美味しいのですが背びれには要注意です。
見た目が非常にハデなので、子供が興味を示して触らないように気をつけましょう。
オニカサゴに刺されたら 応急処置法
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