タコと魚の目は同じ仕組みでできます。
 
手や足の皮膚の一部に継続して圧力や衝撃が加わり、角質層が厚くなったものがタコや魚の目です。
 
サイズの合わない靴を履き続けてできるタコや、作家や漫画家の手にできるペンだこも角質層が厚くなったものです。

角質層が厚くなった状態が「タコ」で、その厚くなった角質がさらに厚みを増し身体の内側に向かって伸びたのが「魚の目」です。
 
魚の目は体の内側に向かうため、痛点を刺激します。魚の目が非常に痛いのはそのためです。
 
タコや魚の目を治すには、皮膚に当たっている衝撃や圧力を無くす必要があります。
 
ちなみにイボも皮膚表面が固くなることがありますが、イボはタコや魚の目とは全く違い、ウイルス感染が原因です。
 
実は私もイボを発症したことがあります。足の裏や手の爪の付け根、アゴの下にできました。
 
足や手にできたものは表面がカチカチに固く、アゴの下にできたのはニキビそっくりで、白く軟らかいできものでした。
 
結構あちこちにできたのですが、痛みやかゆみなどは全く無かったのでしばらく放っていました。足の裏や手にできたものは2~3年ほったらかしだったかもしれません。
 
ただ、アゴにできたものがだんだん目立つようになってきてちょっとみっともないかな、という気はしました。
 
かなり長いことつきあっていたイボですが、サプリメントを飲むなどして体の免疫力を向上させた結果、きれいサッパリ完治しました。
再発もしていません。
 
このサイトには私のイボ体験談も書いています。興味があったら御覧下さい。

手足にできる たことスピール膏による治療

足に合わない靴を履いていたり、スポーツ選手や特定の職業についている人は手や足に「たこ」ができることがあります。
 
バットをくり返し振る野球選手、楽器類を使うミュージシャン、各種の道具を仕事で継続的に使う人(作家や漫画家のペンだこなど)によく発生します。
 
靴による圧迫や摩擦で女性にできることもあります。
 
皮下組織が少なく、骨が皮膚の近くにある部分にたこは多く発生します。こうした場所に刺激が継続して加わると皮膚の角質組織が増殖してたこになるのです。
 
たこ自体は基本的に痛みも少なく、害を及ぼすものではありませんが、たこが大きくなりすぎると圧迫を受けた時に強い痛みを発することがあります。
 
こうなると、たこを薄くする、あるいは除去するための治療が必要になります。
 
たこの治療でもっとも一般的に多く使われているのは「スピール膏」ではないでしょうか。スピール膏は主にサリチル酸が塗布された貼り薬です。
 
サリチル酸は角質を軟らかくする性質があり、スピール膏を継続して貼ることで患部が軟らかくなり、最終的にはたこの角質全体がはがれるようになります。
 
薬剤部分を患部の大きさに合わせて使うことがポイントで、これにより患部だけを柔らかくすることができます。
 
「たこをカッターで削る」なんて話を聞くこともありますが、あまりに自己流で治療すると感染症などを起こすこともあるので注意しましょう。