以前メルマガに「足がしもやけになって云々」と書いたところ、読者のYさんから
 
「しもやけにはシルクの靴下(できれば5本指)が良い」というメールを頂きました。(Yさん、ありがとうございます)


 
どうやらシルクって、なかなかスゴい繊維のようです。
 
このコンテンツでは、冷え対策そのほかシルクの利点をまとめています。

シルクの特徴や効果 保温・吸水性・速乾性のほかいろいろ

Yさんによるとシルクの靴下プラス低反発素材のスリッパを履いておけば、なりかけのしもやけなら治ってしまうこともあるそうです。
 
頂いたメールをきっかけに、シルクについて調べてみました。

・熱の遮断性が高い
・吸水性に優れ、かつ速乾性があるのでムレない
・水分を吸っても、繊維の表面は乾いているので肌は快適
・繊維のアミノ酸が作用して肌がスベスベに
・静電気が起こりにくい
 

 
これらの特性から、シルクの服を着ると冬温かく、夏涼しく感じられます。絹の着物は薄手でも温かいそうですし、絹の腹巻きも発売されてます。
 
冷え対策のための靴下にももってこいです。
 
足って、けっこう汗をかきますよね。
 
綿だと、吸湿性は高くても汗が乾きにくくて保温作用が弱まってしまうのですが、シルクは「おろしたての靴下を履いた時のような温かさが持続する」のです。
 
冷え(しもやけ)対策には、絹のソックスにウールのソックスを重ねて履く、というワザもあるようです。
 

 
絹って、ちょっと敷居が高いイメージがありますけど、冷えに悩まされているなら一度試してみてはいかがでしょうか。
 
ちなみに女優のケリー・チャンさんはシルクの浴衣を愛用しており、肌触りが非常に良くて、仕事から戻って着ると、とてもリラックスできてよく眠れるそうです。

ゴルゴ13も推奨 シルクのマスク

・・・こういったことを考えていたら、ゴルゴ13のあるシーンを思い出しました。ゴルゴ13とは狙撃手(殺し屋)を描いた漫画です。
 
そのシーンとは極寒(確かマイナス40度だったかな?)の高山で「絹のマスクを使うと呼吸が楽になる」というもの。
 
これを読んだ当時は「ふーん、そうなんだ」くらいの意識しかありませんでしたが、絹の特性に基づいて理由を考えてみると、
 
・保温性が高い
・絹が水分を吸収してくれるので、息を吸うときに鼻周辺などが凍ったりしない

 
・・・といったことが推測されます。
 
ちなみに絹のマスクって、ガーゼマスクよりも臭いがつきにくく、かつムレにくいんだそうです。通気性もよく、息苦しさを感じないのだとか。
 
就寝用や花粉症対策のマスクが市販されています。
 

進藤義晴医師のシルク解説 使い方や洗い方も アトピーや腰・膝の痛みに

最後に、医者知らず「冷えとり」で完全健康人生 進藤義晴著の91ページから、絹の解説を引用させて頂きます。

 絹 
汗や毒素をよく吸収し、保温性も高い。
かつ、外からの毒は中には入れない。
 
・アトピー性皮膚炎やじんましん、湿疹のときには絹の布を巻く
・腰やひざ、ひじなどの関節の冷えや痛みには痛むところに当てるか巻く
 
・頭痛でも額に巻き、目の疲れには目の上に巻きます
・熱のある時には枕に絹を巻き休む
 
・絹の洗濯にはオレンジを原料にした天然洗剤を使い、ぬるま湯で洗う
・すすぎの際には酢を少し落として仕上げると光沢がでる
・絹は紫外線に弱いため、干すときは必ず陰干しに