林成之医師 「寡黙でいることにメリットはない」

林成之医師の著書「脳に悪い7つの習慣」を読みました。
 
林医師は脳神経外科医で、2008年の北京オリンピックでは競泳日本代表の「勝つためのブレーン」として招聘されています。
 
「勝負に勝つためにはどう考えれば良いか」を選手にアドバイスし、日本競泳陣の好成績に貢献したのです。

脳に悪い7つの習慣 (レビュー多数あり)
脳に悪い7つの習慣 (幻冬舎新書 は 5-1)
 
林医師の「脳に悪い7つの習慣」には「なるほど」と思う点がいくつもあり、中でも最も印象に残ったのはこちらです。
 
寡黙でいることにメリットはない
 
 
しゃべると言語中枢の空間認知能が活発になります。空間認知能は脳のさまざまな働きに関わっていて、物事の認識や判断、思考、記憶などにも空間認知能の役割が必須となっています。
 
空間認知能が低いと、記憶力や認識力が低下したり、物事の段取りや要領をつかむのが苦手になってしまいます。
 
 
林医師は次のように解説されています。

おしゃべりをしていると、黙々と考えているとき以上にアイデアが出てくることがありますが、これは空間認知能がよく働くことが理由の一つ。
 
「自分はかなり寡黙なほうだ」「しゃべるのはどうも苦手だ」という自覚がある方は、少し意識して口数を増やしてみたほうがいいでしょう。
 
(中略)
 
おしゃべりは脳を鍛えるのです。
 
大いにしゃべって、空間認知能の機能を高めましょう。

まさに寡黙でいることにメリットはない、というわけです。「沈黙は金」ということわざがありますが、脳の働きを考えると、これはかならずしも正しい言葉ではないのかもしれません。
 
 
私は、認知症を防ぐコツのひとつに「よくしゃべること」があるのではないかと考えています。
 
いろんな健康記事を読んだり、周囲を見ても、よくしゃべる人は体も脳も元気な人が多い印象があるのです。
 
林医師の主張からも、人との会話は脳の健康法であると断じて間違いないでしょう。
 
 
私はどちらかというと口数の少ないほうなので、今後はちょっと意識してしゃべってみますか。
 
脳の働きが衰え出すトシでもありますし・・・。
 

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