うつの体験談本を二冊読みました。
二冊読んでみて、うつは・・・
「なかなか厄介な病気」「周囲の理解が絶対必要だなぁ」
・・・との思いが強くなりました。
この二冊の本は実体験の記録なので、うつになった当人だけでなく、その周囲の人にも参考になります。
「うつ患者のホントの気持ち」激務から肩こりがうつの始まり
「わかってほしい!うつ患者のホントの気持ち(Amazon)」の著者・安部さんは女性です。ライターとして仕事をバリバリこなしていました。
数年間ほぼ休みなし、という無茶なスケジュールで過ごしていたある日、呼吸も苦しくなるほどの、尋常でない肩こりが安部さんを襲います。
それがうつの始まりでした。
徐々に減っていく仕事、一緒に暮らしていた男性との関係悪化など、生々しい体験談がつづられています。
個人的には、「うつ病患者が言って欲しくない言葉集」がとてもためになりました。また本の後半で、うつと食事の関連に言及されていたのも興味深かったです。
日本ではうつになる人が増えています。こうした本を読み、うつへの理解を深める必要性も高くなっているのではないでしょうか。
「うつ病対処マニュアル50か条」うつになった本人は何をすべきか
「実体験に基づくうつ病対処マニュアル50か条(Amazon)」の著者は男性です。上の「わかってほしい~」では周囲の人への希望が多く書かれていたのに対し、この本はうつにかかった本人がどうするか、に重点が置かれています。
・薬に対する考え方
・うつになってからの仕事・職場との付き合い方
は特に参考になりました。
この本も体験談であり、「50ヶ条」といっても楽に読めるので、うつに悩んでいる方が参考にするには適した本ではないでしょうか。
カスタマーレビュー の評価も高く(リンク作成時には4件全てが星5つ評価)、「参考になった」というレビューが多く見られます。