午前中から脳を活性化し、やる気を起こすにはコツがあります。
まず、ストレッチやウォーキングなど軽い運動をして血流を良くしたら、脳に「作業興奮」を起こします。
(このコンテンツは雑誌「クロワッサン」2013年4/10号12~38ページを参考にしています)
やる気スイッチの入れ方 まずは簡単な仕事を
これは私の解釈では、
ごく簡単な仕事をこなして達成感を得て、やる気のスイッチを入れること
です。
机の上を片付ける 少し掃除をするなど、たとえ些細な作業でも「やりとげた!」との達成感を得ると、それが脳の「やる気中枢(=側座核)」を興奮させるのです。
築山医師は朝5時に起きて犬の散歩に出かけ、その後朝食をとったら、家族の食器を洗います。
この皿洗いが築山医師にとっての作業興奮になっています。「皿がキレイになった!」という達成感を得ているわけです。
これにより脳の「ノリ」が一気に良くなります。
ちょっとしたことですけど、こうした些細な習慣は積み重なると大きな違いになります。思い出した時だけでも意識してみてはいかがでしょうか。
痴呆を防ぐには 自分のことは自分で 「楽」はNG!
記事では痴呆にも言及されています。
痴呆とは脳細胞が損傷を受けているわけではなく、電気信号の伝わりが悪くなって脳細胞のネットワーク機能が低下し、脳の一部が眠ったような状態にあることです。
老人の痴呆を防ぐには、高齢者にも自分のことは自分でやってもらう環境が必要です。過度に気を使って助けてしまうと、脳への刺激が減って機能も低下するのです。
加えて日常的に手足を動かし、他人としゃべることが大切です。(むらお注:脳に一番いいのは会話ではないか、と最近は強く感じています)
築山医師はこのようにアドバイスされています。
「ラク」は必ずアダになってかえってきますから。信号は使わなければ錆びちゃいますよ。
「クロワッサン」には加藤俊徳医学博士の記事もありました。
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否定・ネガティブは脳の働きを妨げる 良い・悪い生活習慣
加藤医師によると、「否定的な言葉を聞いたり、ネガティブなことが浮かぶと、脳は思考を止めてしまう」のだそうです。
脳はポジティブなことが好きで、成長したがっているのです。
加藤医師は、生活習慣によって「老ける脳」か「いつまでも若い脳」かが決まる、としています。
その習慣とは以下のとおりです。
・いつまでもクヨクヨと悩む
・体を動かすのが嫌い
・寝不足のことが多い
・不規則な生活
・毎日同じ生活の繰り返し
いつまでも若い脳
・ポジティブで楽観的
・スポーツや出歩くのが好き
・規則正しい生活を心がけている
・ファッションやメイク、音楽など流行に興味がある
加藤医師は40代の人に、「自分をほめること」を勧めています。自分をほめると、脳の成長を妨げるストレスが減るのです。
何かとストレスの多い世の中ですが、自分をほめてどうにか脳の若さを保ちたいものです。
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