テレビゲームのバーチャル体験で脳梗塞患者の機能改善

バーチャルリアリティ(VR)という言葉はかなり昔からありますが、身近に体験できるようになったのは近年になってからです。
 
対して医療の現場では、いまから10年以上も前にVRが使われていました。
 
 
脳卒中専門誌「Stroke」の06年5月号には、テレビゲームを使ったバーチャルリアリティー体験が脳梗塞患者の運動機能を改善すると発表されています。
 
アメリカで行われた実験結果からわかりました。
 

慢性脳梗塞患者10人をテレビゲームのバーチャル体験派と、何もしないグループに5人ずつに分け、バーチャルリアリティー体験派は1日1時間、週5日の体験を1ヶ月以上続けました。
 
その結果、テレビゲーム体験派はバランスや歩行に進歩が見られ、脳機能の改善も見られました。
 
 
個人的な意見ですが、これらのバーチャル体験は非常にリアルなものだったのではないでしょうか。10年以上前の話とはいえ、ゲーム画像のリアルさはかなり進歩していました。
 
まるで映画か実写のような映像を再現しているものは珍しくなかったのです。
 
 
こういった映像でゲームをすると、あたかも実際に体験していると脳が勘違いし、運動機能や脳機能が改善しても不思議ではありません。
 
 
バーチャルゲームで機能を改善する方法が確立されれば、ひとつの治療法として期待できるのではないでしょうか。
 
 
各種イベントなどでVR体験をする機会も増えていますが、実際にやってみた人からは「酔う」という感想を聞くことが多いようです。
 
こうした欠点が改善されれば、リハビリ手段としてのバーチャルリアリティも開発されるのではないでしょうか。
 

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