以前私が持っていたウェイトトレーニングの本には「上腕三頭筋はパンプアップしやすい」と書いてありました。
「パンプアップ」とは、トレーニングをすることで筋肉がパンパンに張るような状態になることです。血流が増えるために起こるのだそうです。
このパンプアップ状態が起きると「そのトレーニングは筋肉にキイている」と解釈できます。
以下上腕三頭筋は「三頭筋」と略します)
これを書いている現在では「確かそうだな」と納得していますし、三頭筋のトレーニングはかなり好きなのですが、以前の私は三頭筋を鍛えるのはちょっと苦手でした。
それは、腕を完全に曲げた状態からウェイトを上げようとするとヒジと三頭筋をつなぐ腱が痛むことがあったからです。
故障につながるような痛みではなかったのですが、「ちと痛いかな」と、トレーニング動作をひるませる程度に痛んだのです。
そのため、三頭筋を思うように鍛えることはかなり長いことできませんでした。同じような経験をした方もいるのではないでしょうか。
しかし現在では痛みを気にすることなく三頭筋トレーニングを続けています。
この痛みをどうやって克服したかというと、
軽めの負荷のトレーニングでパンプアップさせる
ことから始めました。具体的には、壁に向かって片手腕立て伏せをやりました。
壁から60cmほど離れて立ち(壁に正対してもいいですし、壁に対して直角に半身になってもOKです)、文字通り片手で腕立て伏せをするわけです。
負荷が自重だけなので軽すぎると感じられるかもしれませんが、私の場合はこれでも腱に痛みを感じましたし、正しいフォームを意識し、スローに集中して行えば結構パンプアップしました。
壁との距離や手のつき方はいろいろ工夫してみて下さい。
この動作を続けていたら、いつの間にか腱も痛まなくなっていました。少しずつ負荷に強くなっていったのかもしれません。
私と同じように「腱が痛む」という場合は参考にしてみてください。ただし、ケガには十分気をつけて。
三頭筋は腕の中でもかなり目立つ筋肉です。もしかすると二頭筋(力こぶ)よりもたくましさが出るかもしれません。
二頭筋は腕を曲げたときにた目立つのに対して、三頭筋は伸ばしたときに強調されます。半袖を着てると結構目立ちますよ。
発達するのも意外と早く、トレーニングの結果が出やすい筋肉だという印象も個人的にはあります。
腕にたくましさが欲しい、と思っているなら、三頭筋のトレーニングはハズせないでしょう。
このコンテンツに関連して、「コレはキクだろ!と思う三頭筋のトレーニング」というコンテンツも作ってみました。
私としてはかなりイケてる動作だと思ってるので、関心があったら御覧下さい。
上腕三頭筋の腱の痛み 軽めのトレーニングから始めたら解消
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