私のメルマガやこのサイトでも何度か書いているように、私は体の左右のバランスを意識しています。
左手でも箸を使い、クロールは左右で息継ぎ・ハンドターンをするよう心がけているのです。(お時間があったら関連記事もご覧ください)
最近は、包丁で野菜を刻む際も左手を使ってます。
このコンテンツでは、そのバランスを考えるうえで大きなポイント、体の軸(足)についてまとめています。
(雑誌「ランナーズ」2013年12月号(Amazon)70~71ページを参考にしました)
体の軸(足)と体の偏り・歪み
左右の神経・筋肉バランスは、地味ですが意外と重要な健康トピックです。
左右均等のバランスが理想的なのですが、完全な均等はさすがに難しく、「軸」の関係でアンバランスはどうしても生まれます。
何か作業する際の動作や、歩く際の第一歩にも「軸」が関わっています。
もっともわかりやすいのは、重い荷物を運ぶ際の足ではないでしょうか。
前に踏み出す足がどちらかに決まっていませんか?
私の場合、右足が多いです。
積み込み作業が多い仕事などで、長年同じ足ばかりを踏み出していれば、筋力や神経のバランスが崩れるのは容易に想像できます。
雑誌「ランナーズ」に、「軸」の調べ方の記事があったので紹介します。
あなたの「軸」はどちらでしょうか?
体の軸(足)の調べ方と支える・蹴る・歩くなどの活動
軸(足)を調べるのは極めて簡単です。
■そのまま徐々に体全体を前に倒していく
■倒れそうになって、どちらの足が前に出るかチェックする
もしも右足が前に出たら、軸は左です。私はこれです。
無意識の状態では、重心は軸(この場合は左)に乗るので、非軸である右のほうが身軽になります。
なので、
・前に倒れそうな体を支える
・信号待ちなどの後で歩きだす
・サッカーボールを蹴る
・足を組む
といった動作では、身軽な右足を動かすのです。
こうした習慣は、小学生ごろまでに決まるといわれています。
それ以降は軸・非軸の行動を継続することになります。
言い換えるなら、左右アンバランスな活動が小学生以後ずっと続くのです。
ケガは軸足に多い 歪み・偏りを無くすには
基本的に軸のほうに(私の場合は左脚)負担が多くかかるので、ケガや痛みといった不調も左脚に多く起こりがちになります。
上の方法で自分の軸脚がわかったら、その脚になにか不調を経験していないか考えてみて下さい。
膝や足首が痛い、あるいは走り出すと痛みが出る、などですね。
今後何も考えず生活すると、このアンバランスは悪化する一方です。それにつれて、不調も悪化していきます。
それでは今後どのようなことを意識すれば良いのでしょうか?
まず、
非軸脚に重心を乗せるよう意識する
のが第一です。
私の場合、右脚ですね。
ほんのちょっとしたことですが、これにより脳からの指令が、今まであまり使われなかった右半身の神経を介して伝わり、癖を変えるのに役立ちます。
そして、
ストレッチやマッサージといった「ケア」は軸脚を
筋トレなどの強化は筋力の弱い非軸脚を
重点的に行うのもポイントです。
使っていない側を使うのは意外と面白い(?)
ここまで軸・非軸について挙げてきましたが、これはあくまで一般論です。
不調は様々な要素で発生するので、非軸脚を傷める可能性も十分あります。
ここまでの話を一応頭に入れておいて、
「自分はどちらの脚(あるいは腕)を多く使うか」
「どちらがより器用に動かせる(神経がより多く通っている)か」
を自分のケースで考えてみましょう。
ちなみに私は左脚は右脚に比べてかなり不器用です。(軸脚はあまり動かさないだけに不器用ではありませんか?)
クロールでのキックをする際も、左脚はどうもピンときません。
神経が通ってない感じです。
今後はさらに意識して左脚を使ってみます。
左右のアンバランスの解消は体のゆがみ解消でもあります。
マラソンをするなら、故障や失速を防ぐためにも重要です。
左右のバランスを意識しても、劇的に健康になるわけではありませんが、実践してみると意外と面白いものですよ。
体に新しい神経が通って、新しい世界が開けるようです。(←大げさ?)
長年使ってきた体に偏りがないか、あらためて自分の「軸」や「利き」を意識してみてはいかがでしょうか。