靴底の減り方は、いわば「習慣やクセの結果」なので、その人の歩き方の特徴が表れます。
 
そのため、減り方を見れば理想的な歩行フォームかどうかが判断でき、場合によっては不調を招くリスクも指摘できます。


 
このコンテンツでは靴底の減り方からわかる不調のリスクや理想の歩き方をまとめています。

靴底の減り方でわかる不調の可能性

かかとが極端に減っているなら、がにまた歩きの癖があり、腰痛を引き起こす可能性があります。
 
つま先が減っている場合、いつもつま先に力を入れて歩いているため外反母趾のリスクが高くなります。
 

 
外側が減る人はO脚やがにまたの傾向があるので、ひざや足首、腰に負担をかけています。疲れやすい歩き方をしているともいえます。
 
理想的な歩き方は、
 
かかと→足の外側→足指の根元中央部→親指
 
と重心が移ります。
 
理想的な歩き方をしていると、靴底のかかと付近と親指部分が減ってきます。
 
歩くフォームは無意識に行うものなので、一度クセがつくと習慣になり、意識して直さない限りなかなか矯正されません。
 
歩く姿勢の悪さで起きた疾患は、ある意味生活習慣病と言えるのではないでしょうか。

デューク更家さん 正しい歩き方のチェックポイント 身体と心の不調も改善

「いいことがいっぱい起こる歩き方」などの著書やウォーキング健康法で支持を集めているデューク更家さんは
 

正しい歩き方をすればO脚など体の不調だけでなく、心の不調も治る。

と主張しています。
 
正しく、堂々と歩けば性格も変わるのだとか。
 
更家さんが挙げる、正しく歩くポイントとしては次のようなものがあります。

・背筋を伸ばしてあごをひく
・お腹を引っ込める
・一直線上を歩く
 
・できれば大股で
・つま先をまっすぐに
・着地するときはかかとから着地し、体重は→土踏まずの外側→小指の付け根→親指と移動させる。

 
靴底をチェックして、正しく歩けば体調だけでなく心の不調の改善も期待できるのではないでしょうか。