私は趣味で水泳を続けており、泳法に関する本や情報には時々目を通しています。

なるほど、と感じたり、「あっ、コレ良さそう」と思ったポイントは次回のプールで実際に泳いで試すわけです。
 
(北島康介選手を育てた平井 伯昌コーチの本も読んでいます。コンテンツはこちら




トータルイマージョン カナヅチでも必ず泳げるメソッド

先日もフットネスに関する雑誌を読んでいたら、「おっ!これはスゴそう」とピンときました。(このコンテンツを作っているのは2012年の秋です)
 
アメリカで考案された画期的な水泳メソッド「トータルイマージョン」です。
 
解説によると、

水泳に何十年のブランクがあっても、筋力がなくても、四十肩・五十肩の人でも、果てはカナヅチの人でも、必ず美しい泳ぎを身につけられる

そうです。
 
記事を読んだ私の解釈で、トータルイマージョン(以下 TI と略します)のさわりを紹介します。初心者を意識した内容ですが、まとまった距離を泳げる人にも参考になると思います。
 

※画像はイメージです TIの画像ではありません
 
TIでは、まず

・無理なストローク(手のかき)とキック(バタ足)はしない
 
・どうしたら体が楽に浮くか、体を楽に進められるか

 
を意識します。
 
特に初心者は、体が沈む焦りからストロークやキックがバタバタと安定せず、かえって体が沈んでしまいがちです。
 
そこでTI では、体を伸ばし、落ち着いて楽に水中に浮く状態を第一ステップにします。




トータルイマージョンの”伏し浮き”のやり方 手足を伸ばしてうつ伏せに浮く

私が小学生時代に受けた水泳の授業では、膝を抱えて浮く「だるま浮き」がありましたが(いまでもあるのでしょうか?)、TI では「伏し浮き」を推奨しています。
 
 
楽に水中に浮くための「伏し浮き」ポイント
■体の力を抜き、「バンザイ」の姿勢で腕と脚を伸ばしてうつ伏せに浮く 手のひらは真下に向ける
 
■腕は水面から45度ほど下に向けて伸ばすのがコツ(手が水面下30~40cmくらいまで沈んでいる) こうすると重心が前方に移動してお尻が浮き、脚が沈まない
 
■頭は水中に入れる 後頭部が水面に出るか出ないかくらい 目線は真下
 

※画像はイメージです TIの画像ではありません
 
伏し浮きで体のバランスがとれれば、驚くほどラクに浮くようになります。それができるようになったら、ごく軽くバタ足をしたり、手や頭の位置、目線の方向を少しずつ変えてみます。
 
それにより、腰や脚が浮いたり沈んだりするのを確認しましょう。
 
下半身が一番浮いているときの手のポジションを把握しておきます。男性は女性よりも筋肉量が多いので体が沈みやすく、手を意識して下げる必要があります。
 
どうでしょう?
なんとなく、プールで実際にやってみたくなりませんか?プカ~と楽に浮かぶ感覚が想像できるのではないでしょうか。
 
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