このコンテンツでは、フルーツの雑学をまとめています。
 
青いバナナとりんごを一緒に置いておくとバナナが早く熟れるようになります。これはりんごから出るエチレンガスに果実を成熟させる働きがあるからです。
 
このガスの発生量はアンズや青梅が非常に多く、次に多いのがりんごです。

逆に発生量が少ないのはブドウやレモン、パイナップルなどです。
 
このガスの影響を受けやすい果物もあり、代表的なものがバナナやモモです。ですから、モモを早く熟れさせるために青梅と一緒に置いておく、という組み合わせもありえるわけです。
 

 
ただし、このような組み合わせのままビニール袋などに入れて常温で放置しておくと熟れすぎて腐ってしまうこともあります。
 
成熟を遅らせるために、最近の冷蔵庫にはエチレンガスを分解する機能がついているものがあります。
 
白樺やイネ科の植物の花粉症にかかっていると、ある特定の果物を食べたときにアレルギー反応をおこすことがあります。
 
(関連コンテンツ 食物・口腔アレルギーについて

日本人の果物摂取量は少ない?国連食糧農業機関

日本では実にいろんな果物を楽しめます。
 
日本で栽培されている品種はもちろん、いまは世界各地の果物を口にする機会も珍しくありません。
 
しかし、世界的に見て日本人は果物をあまり食べないそうです。
 
国連食糧農業機関(FAO)の調査では、日本での果物消費量は先進国の中で最低レベルであることがわかっています。
 
主な国の一日あたりの果物摂取量は
 
・アメリカ 約310g
・イギリス 約315g
・オランダ 約499g
・日本 約148g

 
となっています。
 
これは2003年の統計なのでちょっと古いのですが、他国と比べて摂取量が少ないのはおそらく近年も変わっていないのではないでしょぅか。
 

 
私が考えるに、果物はデザートと考えられていて、肉や魚、野菜よりも優先度が低く、同時に菓子類などよりも「おやつ」としての印象が薄いのではないでしょうか。
 
また、ネット上などには「果物は糖分が多いので食べ過ぎに注意」といったことが書いてあります。
 
これは確かにそうなのですが、私としては「現代の人は総じてもっと果物を食べたほうが良い」と考えています。
 
糖分が気になるなら、菓子類や清涼飲料水の糖分を優先してチェックするべきだと思うのです。
 
 
よく知られているように、果物にはビタミンやミネラル、カロテンやポリフェノールなど有益な栄養素が豊富に含まれています。
 
何より単純に、果物は美味しいですしね。^^
 
あなたがお住まいの県にも、特産の果物があるのではないでしょうか?
 
それらをチェックして、「抗酸化作用吸収中!」などと意識ながら食べてみてはいかがでしょうか。