昔は漫画などのお風呂のシーンでは、頭にタオルをのせて湯船に浸かっている場面がよくありました。
 
あれって、頭皮の血行を良くする意味では理にかなってるんだそうです。
 
お湯に浸したタオルを頭に乗せて湯船でリラックスするだけでも頭皮のマッサージ効果があるのだとか。

髪の毛をコーティングする成分入りのシャンプーも最近は多く販売されています。
 
このタイプのシャンプーは、髪を美しく見せる反面、この成分が頭皮までもコーティングしてしまうので、毛穴の汚れが落ちにくくなることもあります。
 
こうしたシャンプーを利用しているなら、頭に入れておいてください。
 
ちなみにシャンプーのすすぎ残しは、後頭部に特に多くなります。その分、毛穴の詰まりも後頭部に多発します。
 
シャンプーメーカーの中にはリンスとコンディショナーは同じものと定義している会社があります。メーカー間で明確な定義があるわけではないのです。
 
薄毛を引き起こす要因はいろいろ指摘されていますが、私個人的には「たんぱく質不足とタバコ」が大きな原因ではないかと考えています。
 
頭皮の健康や清潔云々、といったことを気にしても、まずは髪の毛の材料(メインはたんぱく質)が無ければ始まりません。女性の薄毛が増えているのも、ダイエットなどを意識してたんぱく質が足りなくなっているのではないでしょうか?
 
タバコを吸うと血流が悪くなるのはよく知られています。血流が悪くなると毛髪への栄養分も行き渡らなくなります。血流を滞らせる行為は毛髪のみならず、健康にプラスになることはありません。

黒髪と金髪 キューティクルの違い

東洋人の髪が欧米人の髪よりも一般にハリがありしなやかなのは、キューティクルの枚数と厚さが違うからです。
 
東京医科歯科大学名誉教授の藤田紘一郎教授によると、東洋人の髪のキューティクルは欧米人より枚数が8%多く、5%厚いそうです。
 
これによりしなやかさとハリが生まれるわけですが、東洋人の髪はこの性質のために栄養素が髪内部に行き渡りにくい特徴があります。
 
髪の毛は細かい繊維が束ねられた構造をしています。繊維を束ねているのはキューティクルで、これがはがれると束ねていた繊維が崩れるので枝毛などを引き起こしてしまいます。
 
またキューティクルは髪の水分を保持する働きもあるので、キューティクルが壊れると髪の水分が失われてしまいます。
 
キューティクルを傷める原因となりえるものには
 
・パーマ液
・紫外線
・乱暴な洗髪やブラッシングなど

 
といったものがあります。
 
一度壊れたキューティクルは再生されません。そのため繊維の束が壊れた部分が自然に補修されることはないのです。
 
ファッション性もある程度は大事ですが、パーマなどをかける際は髪を傷めないものを使用しているかどうかなども考慮に入れる必要があるでしょう。
 
過度のダイエットによる偏食も、摂取する栄養分が不足してしまうため髪によくありません。
 
ダイエットを意識していると特にたんぱく質が不足しがちになるという印象があります。たんぱく質は髪のメイン材料なのでたんぱく質が足りなくなると髪の不調に直結します。