ストレスは自律神経系、内分泌系、免疫系の働きに影響を及ぼし、
頭皮の血流障害
毛乳頭の栄養障害
頭皮・毛根の炎症
を起こす可能性があるので、脱毛の要因となります。
ストレスは薄毛や白髪の原因に
ストレス対策は脱毛症の治療において大変重要です。
頭部には通常10万本の毛髪があり、1日50から100本くらいは常に抜けています。
これは自然な生理現象なのですが、この抜け毛に必要以上に不安を覚えてしまう人がいます。
その不安がストレスとなり、さらに脱毛を促すという悪循環に陥ることもあります。
治療においては患者さん個々の精神状態を把握し、必要に応じて精神療法としてのカウンセリングも行われます。
ストレスは脱毛だけでなく、白髪にも影響を与えています。「苦労をすると白髪が増える」のは本当です。
とはいえ漫画や小説などで描写される「ひどいストレスを受けて一日で髪が真っ白に」というのはあり得ません。
白髪が急に増えた場合、胃腸疾患や甲状腺疾患などの病気も考えられます。強いストレスなどの覚えが無いときは、念のため診断を受けましょう。