別コンテンツで紹介しているように、痛風を発症する人が増えています。
痛風を引き起こす尿酸はとかく悪者扱いされますが、そもそも尿酸は抗酸化作用を持つ有用なものです。
なので量を増やし過ぎないことがポイントになります。
尿酸値を上げる・下げる食品
「健康的」として推奨されることの多い和食ですが、内容によっては尿酸値を高くするケースがあります。
具体的には、
大豆など豆類 ほうれん草 甲殻類 イワシ サバ
などは尿酸値を高めてしまいます。、どちらかというといわゆる「健康的な」食品ですよね。
その他に尿酸値を上げる成分としては、以下のようなものがあります。(カッコ内はそれを含む食品)
・アルコール(酒類全般)
・果糖(果物全般)
対して、尿酸値を下げる成分もあります。(カッコ内はそれを含む食品)
・カリウム(切干大根 パセリ バナナ アボカドなど)
・クエン酸(果物など)
・アンセリン(アミノ酸の一種で、マグロやカツオなど魚肉中に含まれる)
尿酸値が高くなると痛風を引き起こすだけでなく、糖尿病などの生活習慣病を合併しやすいことが分かっています。
尿酸値を上げる・下げる両方に果物があるように、尿酸値を下げるには「特定の食品を食べる・食べない」と意識するのはあまり意味がありません。
よく言われる「プリン体を含む食品」も、口にするのは絶対NGではありません。
尿酸は抗酸化物質でもある 結晶化を防ぐ心がけを
体重の増加を伴わない場合、尿酸値が少し高い程度ならば問題ないのです。
尿酸も血中では抗酸化物質として働くので、体内での結晶化さえ防ぐことができればOKです。
大事なのは・・・
・バランス良い食事をとる
・摂取カロリー過多にならないようにする
・休肝日を必ず設け、摂取アルコールは適量を保つ
・水分を意識してとる
・適度な運動を習慣にする
・ストレスを避ける
といったことです。
痛風発作を起こすほど尿酸値が上がってしまうと、症状を改善するには大変な時間と根気が必要になります。これは他の生活習慣病と同じです。
日頃の生活で少し気をつけて、発症を防ぎましょう。