夏になると、食欲がなくなる、お腹を壊す、など胃腸の調子を崩しやすくなります。
 
内臓のトラブルが原因で夏バテしてしまうケースは少なくありません。
 

 
雑誌「ランナーズ」を読んでいたら、小寺 力医師の「練習の質、量を落とさないための内臓の鍛え方」という記事がありました。

内臓ってどうやって鍛えるの?と興味深い内容だったので、ネットの情報と合わせてお知らせします。
 
(この記事は雑誌ランナーズ 2012年 07月号34ページを参考にしています)

内臓を鍛えるとは 二つの方法

まず何より、「内臓は鍛えられるのか?」という疑問が起きるのではないでしょうか。
 
これに対し、小寺医師は明確に「イエス」と答えています。
 

 
「鍛える」というと、バーベルを上げ下げしてトレーニング・・・というイメージがありますが、内臓の場合はもちろん違います。
 
小寺医師の記事と、ネット上の情報を総合すると、結論としては・・・

■腸内環境を整える
■冷たい水などを飲まない 胃腸を温める

 
・・・のがポイントです。
 
その他の要素もありますが、とりあえずこの二つは絶対に外せません。
 
腸内環境を整えるというと、まずは・お通じ改善・免疫力増強を連想します。
 
これはもちろん正しいのですが、小寺医師はもっと詳しく、このように解説されています。

プロバイオティクスとは簡単に言うと「特定の良い菌を直接腸管へ送り、増殖させる」こと。
 
腸内にいる、健康を守る善玉菌に作用し、疾病の予防、改善を行います。これもトレーニングで、腸管上皮を鍛えて栄養の吸収能力を高めます。
 
お通じをよくするというよりも「腸を鍛える!」という思いでヨーグルトを食べよう。

としています。
 
つまり、腸内環境を良くする=腸を鍛えるというわけです。

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お腹を温めたほうが良い理由

腸を強くする件について、それらしい言葉でググッてみると「腸を強くするためには腸内環境を整えましょう(善玉菌を摂取しましょう)」との主張はたくさんヒットします。
 
「教えて!goo」はじめ、ザッとチェックしただけですが、「善玉菌はとらないほうがいいです」といった主張はみつかりません。
 

 
そして、ヤフー知恵袋に寄せられた「善玉菌を摂取すると下痢を起こしてしまう」という質問に対するベストアンサーは

腸を冷やすと、血行が悪くなり、細胞に栄養が行かなくなり、機能が低下します。温めるのが大切です。

と、「冷やすのはダメ」「温めましょう」と、温めることを強調しています。
 
同様の主張は多く、こちらも「温めてはいけません!」とする意見はちょっと見当たりません。
 
胃腸を強くするためには、腸内環境の整備と同時に、胃腸を冷やさないことを意識すべき、と言えそうです。
 
夏に暑い日が続くと、水分をとる回数が自然と増えます。
 
室内では冷蔵庫や給水器の冷たい水を飲み、屋外では自販機の冷たいジュース、といった調子で、気がついたらしょっちゅう胃腸を冷やしている、なんてこともありがちです。
 
冷たいものを口にするのは、仕事の後のビールくらいにして、朝から夕方まではせめて常温の水を飲むべきではないでしょうか。
 
毎年夏バテしてしまうというあなたは、胃腸を冷やさないよう心がけ、善玉菌を摂取して胃腸を鍛えてみてください。

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