「ヌジュミ」という、ギャンブル依存症に悩む女性のためのNPO法人があります。
横浜市保土ヶ谷区で07年から活動を開始し、ギャンブル依存から抜け出したい女性をサポートする活動を進めています。
「ヌジュミ」とは、沖縄の方言で「希望」を意味します。
リハビリプログラムはミーティングを中心に行われています。
体験を語り合うことで孤立感・罪悪感をやわらげると同時に、ギャンブル依存症が病気であることを確認するのです。
こうしたリハビリはアルコールや薬物依存からの回復過程にも採用されています。
アルコール・薬物依存から回復する様子を収めた映画を鑑賞してギャンブル依存克服を目指すプログラムもあります。
ギャンブル依存症は、金銭的問題(多額の借金など)を抱えているにも関らず、自分の意志でギャンブルをやめることができない状態を言います。
日本でのギャンブル依存症患者は03年と比べて倍増しており、患者の10%を女性が占めています。女性患者の9割はパチンコ依存症です。
ヌジュミではギャンブル依存症だけではなく、アルコールや薬物依存、セックス・異性依存、買い物依存や摂食障害から回復するためのサポートやプログラムも行っています。
何らかの依存症である女性へのサポートも充実しており、女性のみを対象にしたデイケア・ナイトケア施設も完備されています。依存脱却への効果も上がっています。