年齢を重ねてくると誰でも食が細くなり、かつては一日三食だったのに一食や二食になる人もいます。
現代は食べすぎを原因とする病気は多いため、少食は推奨されがちです。当サイトでもその旨の記事を複数作っています。
しかし一日の食事回数を減らすのはリスクもあります。
森勇磨医師が著書「50歳からの病気にならない最強の食生活」で、この件について解説されています。
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50歳からの病気にならない最強の食生活
※サンプルを読む・Kindle版あります
森医師は2つのリスクを挙げています。同書の118~120ページから一部を抜粋して紹介します。
食事の回数を減らすリスク 低栄養と血糖値スパイク
森医師は食事回数が減ることによるリスクのひとつとして「低栄養」を挙げています。
最近、一日一食や一日二食を推奨する本を見かけますが、私の考えでは、食事の回数は朝・昼・夜の「一日三食」を継続するのが望ましいです。
とくに高齢になってからは、食事の回数を減らすと「低栄養」になりやすく、健康な体を維持することができなくなります。
低栄養になると筋肉量も減ってしまいます。
低栄養になると、確かに体脂肪は落ちますが、同時に筋肉量も落ちるため、将来サルコペニアになりかねません。なので、一日三食を心がけるようにしてください。
.体の負担を考えると、50歳からは朝食や昼食はしっかり食べて、夕食は食べすぎないことを推奨します。
もうひとつのリスクは「血糖値スパイク」です。
一気にたくさん食べる「ドカ食い」は、40代までに卒業しましょう。昼食は控えて夕食をたっぷり食べる人がいますが、それは健康に悪い食習慣です。
ドカ食いは、食後に血糖値が急激に上がる「血糖値スパイク」のリスクを高めてしまいます。血糖値スパイクは、「隠れ糖尿病」とも呼ばれる、非常に有害な現象です。
食後は誰でも血糖値が高くなりますが、血糖値の上昇と下降が急激になることを「血糖値スパイク」と呼びます。血糖値の変化のグラフを見ると、スパイク(トゲ)のように乱高下しているからです。
血糖値スパイクを繰り返していると、動脈硬化がすすみ、糖尿病ほかさまざまな生活習慣病の原因になります。だから、ドカ食いは絶対によくありません。
ドカ食いを防ぐには、おなじみのあの方法が有効です。
ドカ食いを防ぐ方法は、咀嚼(食べ物をかむこと)回数を増やすことです。咀嚼の回数が多いと満腹感を得られやすくなり、自然とドカ食いをしなくなります。
ゆっくり食べるとメタボになりにくいというデータもあるので、ダイエット法としても効果的です。
目標の咀嚼回数は30回。それが難しいなら、まずは自分でかむ回数を決めて習慣にすることを心がけましょう。
それともうひとつ、あの心がけも忘れてはいけません。
もうひとつのドカ食い対策は、食べる順番です。
「最初に野菜を食べてから炭水化物を食べる」と、食後の血糖値上昇の抑制のみならず、長期的な血糖コントロール(血糖値を適切な範囲で維持すること)が改善したというデータもあります。
この食事法をとり入れてみてもよいでしょう。
健康意識が高い方は「とにかく食べる量は減らしたほうが良い」と考え、一日二食や一食を実践してしまうかもしれません。
それで普通に生活できれば問題ありませんが、「疲れやすくなった」「カゼをひきやすくなった」といった自覚があるなら、何かが不足していると考えられます。
NGなのはあくまで「食べすぎ」であり、トシをとっても必要な栄養は確保しなくてはいけません。








