女性にっこり女優の上原さくらさんは温泉に行くと熱い湯に入り、さっと出ては部屋で本を読み、またお湯に入るというのを繰り返します。
 
熱すぎるお湯は心臓に良くないとわかっていますが、「江戸っ子なのでぬるいのでは物足りない」とか。
 
「自分のリズムで自分のために時間を使う」ぜいたくを味わって心身を解きほぐしているのです。
(この記事は2007年に作成しました)

ストレスをためやすい性格で、考え事をして夜眠れなくなることもあります。
 
そんなときはパジャマに上着を羽織って真夜中のドライブに出かけます。「移動カラオケ」状態で歌うこともあります。
 
ドライブ中に歌うのはストレス解消にはいいのかもしれませんが、上原さんは07年の5月にスピード違反で警察に捕まっています。23kmオーバーだっただけでなく、その時点で免許証の更新期限が切れていたそうです・・・。
 
「気分がムシャクシャしているときはカラオケで歌いまくってストレス解消!」という人は非常に多いのではないでしょうか。
 
最近では「ひとりカラオケ」をする人も増えているそうですし。(私も時々行ってます。ストレス解消には最高です。下の記事ではストレス耐性を上げる方法を紹介しています)
 
 
大声で歌を歌うとストレス解消になるのは、自然と腹式呼吸をするからだそうです。
 
「歌を歌う」ことは「一定時間息を吐き続ける」ことだからではないかと。
 
瞑想法などで深い呼吸を心がけるときは、「吐く」息に意識を集中し、できるだけ長く細く吐くのが一般的です。
 
声を出すには息を吐かなければいけません。これが自然と深い呼吸をすることになっているのではないでしょうか。

リラックスを貯めてストレス耐性アップ

「ストレスたまってる」状態があるように、その逆の「リラックスたまってる」という状態もあるそうです。
 
ストレス対策として、現代はいろんなリラクゼーションがあります。
 
しかし東京大学大学院の熊野宏昭准教授(ストレス防御・心身医学)によると、リラクゼーションも一度行うだけでは効果は数時間で失われてしまうそうです。
 
つまり、リラックス効果が一過性で終わってしまうのです。
 
 
ところが継続して行えば体が良い状態を覚えるため、ストレス耐性を高めることができます。これを熊野准教授は「リラックス貯金」と呼んでいます。
 
 
熊野准教授おすすめのリラクゼーション法の手順は以下のとおりです。

・椅子に座り、両手を腿の上に置く
 
・目を閉じて「気持ちが落ち着いて手のひらが温かいなぁ」と想像し、手のひらの温度を意識する
 
・手のひら→ひじ→両肩と温かさの意識を移していく
 
・雑念が起きたら「その雑念はちょっと横に置いといて」と心の中でつぶやく(雑念を強く打ち消さないのがミソ)
 
・足湯を想像し、同様に足先から温かさを意識する方法もあり、併用してもOK
 
・最後は伸びなどをして適度な「張り」を回復して日常生活に戻る これにより、催眠から自分自身を覚醒させる(これは大事)
 
・1回あたり5~10分、1日1~2回、力まず、気楽に行う

 
5分だけでも試してみて、リラックスを貯めてみてはいかがでしょうか。