少し前に、「15年間ほぼナゲットだけを食べていたイギリスの少女」について報じられました。
 
“ほぼナゲット生活”を15年間、2歳でマックのナゲットに出会い虜に
news.nicovideo.jp/watch/nw185922
 
少女は2歳の時マクドナルドでチキンナゲットを食べ、以来15年間、ほとんどナゲットしか口にしなかったそうです。

しかしついに貧血で倒れ、病院に搬送されてしまいます。ビタミンや栄養剤を投与されてどうにか回復しましたが、医師からは「このままでは死ぬぞ」と警告されています。
 
 
不謹慎かもしれませんが、私は
 
「よく17歳まで問題無かったな」
 
と感じてしまいました。
 
 
以前メルマガでも触れたことがありますけど、日本にも
 
「子供のうちは偏食でも良い」
「子供が野菜を嫌がるなら、無理に食べさせる必要はない」

 
と主張する人がいます。
 
 
この少女の例からも、偏食でも実は致命的な問題は起きないのかもしれない、という印象を受けます。本人の写真をみましたけど、特に不健康な外見ではなかったんですよ。(ただし、骨密度はどうなんだろ?という疑問はありますが)
 
 
だからといって、私は子供が偏食でかまわないとは思いません。
 
 
というのも、必要な栄養が摂取できないのに加えて、なにより「いろんな食品を食べる」という意識や習慣が身につかないと思うのです。
 
子供時代に身に付いた食習慣は、一生ついてまわります。大人になってから変えるのは容易ではありません。
 
 
若いうちは生命エネルギーにあふれているので、特に支障は表面化しないかもしれませんが、30歳を過ぎるあたりではどうでしょうか?
 
体の代謝機能が落ちてきて、生活習慣病が気になりだす頃になったら?
 
それまでのツケが一気に表れる、という最悪のケースもありえます。
 
子供に好き嫌いがあるのは仕方ありませんが、あまりにもひどい偏食は改善されるべきです。
 
体は食で作られているという意識を子供の頃から持っていないと、大人になって大病を患いかねません。(それに、何でも食べられたほうが、人生楽しくないですか?)
 
記事によるとこの少女も、他の食品を食べる必要性を感じ始めているそうです。
 
まだ十分間に合う年齢ですので、今からでも健康的な食習慣を身につけてほしいものです。