うつ病は脳内のノルアドレナリン、セロトニンなど神経を伝達する物質のバランスが悪くなることで発症します。

原因はよくわかっていませんが、体質要素が大きいと考えられています。




うつ病治療の概要 完治に必要な期間は

クリニックでは脳内物質のバランスを整える働きをする抗うつ剤を投与し、医師による精神療法や心理士によるカウンセリングを行います。
 

 
以前はうつを「心の病」と称していましたが、研究が進んだ現在は「脳の病気」と呼ぶほうが適切と考えられています。
 
完治するには平均して2~3ヶ月必要で、治療を継続しながら1ヵ月ほどで職場に復帰するケースもあります。
 
治るにはまとまった時間が必要です。




うつの人に言ってはいけないこと

うつで悩んでいる人に「頑張れ」「気の持ちようでどうにかなる」が禁句であることはだいぶ知られるようになってきました。
 
「気晴らしにどこかに行こう!」なんてのもダメです。
 
見た目には健康であるため誤解を受けやすいものですが、「サボってる」「精神力が弱い」といった中傷は論外なのは言うまでもありません。
 

 
うつで悩んでいる人に対しては「何も言わず、だまって見守る」のが一番ではないでしょうか。
 
苦しさは本人にしかわからないものですし、治療には時間が必要なので長い目で見守ってあげましょう。