肩こりには、いわゆる一般に肩こりと呼ばれるものと、病気やストレスの症状として起こるものの二つがあります。
肩こり症状の8割は前者と考えられています。
このコンテンツでは肩こりの原因と対処法をまとめています。
肩こりの原因
肩こりの主な原因は、
・姿勢が悪い
・身体を動かさない
の2つですが、その他にも骨や肩関節の老化、歯のかみ合わせ不良、目の疲れなどがあります。
同じ姿勢を続けると肩の筋肉が緊張し、筋繊維中の血管が圧迫され、血流が阻害されます。新しい酸素や栄養が供給されなくなるため、筋肉中に疲労や痛みを引き起こす物質が溜まっていくのです。
肩の筋肉は随意筋なので自分の意志で動かすことができるのですが、動かさなければ固くなっていきます。ふだんから肩や首を意識して動かすことにより血行が良くなり、疲労は解消されます。
マッサージや湿布の効果は一時的なので、自分で身体を動かさなければ根本的な解決にはなりません。
ひとつ注意するべきなのは、肩こりに伴って頭痛やめまい、動悸、吐き気などが起こったら、脳・心臓、胃腸などの疾患が疑われることです。
医師の診断を早めに受けましょう。
予防・解消の具体的な方法を挙げます。
正しい姿勢を保つ
猫背になることは特に良くありません。
あごを突き出す格好になるので首筋の筋肉が緊張し、両肩も前方に下がるため肩がこります。
同じ姿勢を長時間続けない
車の運転やパソコンを使ったデスクワークでは、一時間ごとに休憩し、体操などをして体を動かしましょう。
日常生活でこまめに体を動かす
休息するばかりでなく、休日でも軽い運動や家事などを積極的に行って体を動かしましょう。筋肉の血行が良くなって肩だけでなく全身の疲れが取れます。
目と歯に注意する
疲れ目からも肩こりは起きます。
メガネやコンタクトレンズは自分に合ったものを使いましょう。
また、歯の噛みあわせが悪いとあごの左右の筋力バランスが崩れます。それによって姿勢にもゆがみが生じ、血行障害から肩こりが生じます。
スポーツで全身を動かす
肩こり解消にもっとも有効なスポーツは水泳といわれています。背泳ぎ、クロール、バタフライは肩をよく動かすので特におすすめです。(クロールと肩・肩こりについてはクロールで遠泳すると 呼吸器と肩周りの筋肉にこんな変化がに体験談を書いています)
ウォーキングも血行がよくなり、負担が少ない全身運動なので肩こり解消に有効です。
入浴
入浴が全身の血行をよくすることはもう言うまでもありません。浴槽内で首や肩を動かすと特に肩こりに効果があります。
浴槽で体を温めた後、こりのひどいところに5~10分ほど熱めのシャワーをかけるとさらに効果的です。
まくら
肩こり予防には、やや大きめの枕が良いとされています。横になったとき、首と背骨がまっすぐになる高さが理想的です。
お笑い芸人の水道橋博士さんのひどい肩こりにはバイオラバーが劇的な効果がありました。
大変高価ですが、痛み・副作用の心配は無く、使用効果は半永久的に続きます。
詳しくはバイオラバー効果と水道橋博士さんの肩こり がん治療の臨床にもコンテンツをご覧ください。