牛乳には、健康トピックにおいて何かと賛否両論あります。

私としては、主にカルシウム補給源として健康をサポートしてくれる食品と考えているのですが、「良くない」とする主張もいろいろあります。(関連記事をご覧ください)
 

 
雑誌「Tarzan」に、牛乳のカルシウム吸収率に関する記事がありました。
 
Tarzan 2022年10月13日号(Amazon)の22ページから一部を抜粋して紹介します。




牛乳のカルシウム吸収率は高め 総合評価ではヨーグルト

Tarzanの記事では、管理栄養士の望月理恵子さんが解説されています。

牛乳のカルシウム吸収率は40%を誇ります。
 
ただ、日本人の三人に二人が乳糖不耐症であるとされているため、気を付けた方がいいのも事実ではあります。
 

日本人はカルシウム摂取量が不足しているとは、長らく指摘されてきました。
 
それは日本の環境も関係しています。

残念ながら80年近く基準をクリアしたことがないんです。
 
そもそも日本は軟水で土壌もミネラルが少ない。カルシウム源はもっぱら乳製品となるわけです。
 
とはいえ、先に述べたように牛乳でお腹を壊す人も多い。

そこでヨーグルトが有力な選択肢になります。

そうすると乳糖が乳酸菌で分解されたヨーグルトがベターとされます。
 
嬉しいことに乳酸カルシウムとなるため吸収率は50~70%。ちなみに小魚は30%程度。
 

ヨーグルトだと乳糖不耐症の心配がないうえに、カルシウム吸収率も上がります。
 
加えて乳酸菌も摂取できるので腸内環境も改善できます。
 
お腹がゴロゴロしなければ牛乳でもOKですが、ヨーグルトのメリットも大きい、ということです。