タレントの間下このみさんは07年3月16日の午後、女児を出産しています。

間下さんは難治性の「抗リン脂質抗体症候群」に罹患しています。流産のリスクが高くなる病気です。わかっていないことが多く、原因や遺伝の有無も不明です。


最初の妊娠は06年の4月で、間下さんのホームページ上で公表されましたが、残念ながら流産しています。
 
07年は治療を続け、この難病を乗り越えて無事おめでたとなりました。
 
抗リン脂質抗体症候群は動脈や静脈の中に血の塊ができやすくなり、血栓症につながります。、
 
この病気が流産の原因になるのは、胎盤の血管に血栓が発生し、胎児に血液が供給されなくなるためです。
 
真下さんは妊娠中に血栓予防の注射を打ち続け、07年の3月15日、予定日よりも1ヶ月早く緊急入院し、翌日16日に帝王切開で女の子(2155グラム)を無事出産しています。
 

 
抗リン脂質抗体症候群は脳梗塞、知能障害、意識障害、偏頭痛、網膜血管の詰まりによる失明なども引き起こします。
 
複数の部位に同時に血栓症を起こし、生命の危険のある劇症型抗リン脂質抗体症候群のリスクもあります。
 
間下さんは自身のホームページや著書でこの病気の啓蒙活動を続けています。