モデルでタレントの長谷川理恵さんは00年からマラソンを日課にしています。
このコンテンツでは、長谷川さんとマラソン、それにまつわるエピソードを紹介します。
長谷川さんのマラソンと身体の変化
日課で走る距離はおよそ10kmで「マラソンとの出会いで生活のリズムや物事に対する考え方がガラリと変わった」そうです。
といってもストイックにやっているわけではなく、気分が乗らないときは休んで、1週間トータルで一定の運動量になるよう調節しています。
走っている間は五感が敏感になり、葉っぱの音、草の臭いを強く感じます。
マラソンを始めるまでは新陳代謝が良くなかったのですが、今では汗をたくさんかき、さらには髪や爪が伸びるのも、傷が治るのも早くなりました。日焼けをしても元に戻るのが早いそうです。
マラソンを始めるきっかけになったのは、ウィキペディアによると「ホノルルマラソンに挑戦したきっかけは、社交辞令がいつの間にか話が大きくなり、引っ込みがつかなくなったため」なんだそうです。
ホノルルマラソンでのベストタイムは03年12月大会の3時間15分36秒です。02年のマウイマラソンでは3時間20分10秒で完走しています。
07年11月には東京国際女子マラソンにも出場しており、3時間29分の記録を出しています。
20km初完走後に唯一食べたいと思ったブロッコリー
(以下のエピソードは長谷川さんの著書「野菜美人」の8ページを参考にしています)
野菜美人(Amazon)
長谷川さんが20kmを初めて完走した時は、それまで経験したことがないほど大量の汗をかいたそうです。
同時に疲労感も激しく、食欲も無くなりました。
それでも激しい運動の後だし、何か食べて栄養をとらなくてはと考え、疲れていましたが買い物のためスーパーマーケットに入りました。
しかし疲労感があまりに強く、しばらく店内を歩いても食べたいという気が起きません。
ところが野菜売り場にたどりついた途端、ある野菜が目に飛び込んできて、「美味しそう!これなら食べられる!」と直感したそうです。
その野菜とは
ブロッコリー
です。
速攻でブロッコリーを買い、家に帰ってゆでて食べ始めたら、何とひと房丸ごとあっという間に食べてしまったそうです。
長谷川さんいわく
「そのとき食べたブロッコリーはどんなごちそうにも勝る美味しさ」
だったそうです。
(ちなみに長谷川さんは野菜ソムリエの資格も持っています)
なぜこれほど美味しかったのでしょうか?
その理由を長谷川さんは
「マラソンで発汗して失ったビタミンやミネラル分を補うために、身体がブロッコリーを求めていたから」
と考えています。
この件以来、長谷川さんは
「身体は必要な栄養素を自然と欲するだけでなく、その栄養素を含む食品を『おいしい』と発信する」
と確信しています。
外食の際には塩分や量を少なめにするようオーダーしたり、ソースは別にするよう頼んでいます。よほどこだわりのある店でない限り応じてくれます。