(ここでの筋トレとはダンベル体操・ながら体操など軽いものも含みます)
 
筋トレをしていると、発達しやすい筋肉があることに気づきます。


 
発達しやすいのは日ごろの生活で刺激を受けることが少ない筋肉です。
 
普段使わない筋肉ですね。
 
以下に具体的なパーツをまとめます。

二の腕の裏側(上腕三頭筋)

力こぶの反対側で、よく女性が「タプタプになる」といって悩んでいる部分です。
 
日ごろ腕を曲げる時に力は入れても、伸ばす時に力をいれることはあまりありません。その分筋トレの刺激によく反応すると私は思います。
 
シュワルツェネッガーのこの部分を見るととんでもなく太くなってます(シュワちゃんに細いとこなんて無いですが)。「プレデター」に出てたときの腕が印象に残ってます。

胸の筋肉(大胸筋)

ここも意識しないと意外と刺激を受けていません。
 
私が筋トレを始めたばかりの頃、ベンチプレスなどでここを鍛えた翌日はとんでもない筋肉痛でTシャツが脱げなかったのを覚えています。
 
女性ならバストアップの要、男性ならたくましさの象徴のような筋肉です。ここも鍛えると意外と早く結果がでる部分ではないでしょうか。
 

腿の裏側(ハムストリングス)

脚を伸ばす時に力を入れる(立ち上がるときなど)ことは毎日のようにありますが、脚を曲げる時に力を入れることはほとんどありません。
 
脚を曲げる時に使うのがこのハムストリングで、短距離走選手、サッカー選手などがよく発達しています。
 
タレントの花田勝さんが若乃花として現役だったときのハムストリングが、個人的にはすごいインパクトでした。
 
あと、長寿おばあちゃんのきんさんぎんさんがここを鍛えて強くしていたのを覚えています。
 
ここを筋トレすると、ひざがカクカクになるくらいきいて、すぐ太くなってるのがわかります。
 

ふくらはぎ(ヒラメ筋、ひふく筋)

つま先立ちする時に使う筋肉です。私が通っているジムではたまにムエタイ選手が練習しています。その人のひふく筋のまあ見事なこと。
 
普段意識しない限りつま先立ちで歩くことはないので、ここも日ごろ刺激を受けていません。
 
多くの女性を悩ませている「脚のむくみ」は、この筋肉を鍛えることで改善されます。ふくらはぎの筋肉がポンプになって、体液を上に押し戻す力が強くなるからです。
 

首の筋肉

格闘家・ラグビー選手・F1ドライバーなどでもない限り「首を鍛える」こと自体あまり意識されないと思います。
 
よってあまり一般的ではないかも知れませんが、筋トレの結果が出やすいのは確かです。
 
男性は一度試してみてはいかがでしょうか。その際はウォームアップを十分にしてください。
 

 
以上の筋肉に共通しているのは、「日ごろ使わない」ことです。
 
そのため刺激に慣れていないので、筋トレで刺激を与えてやると効果、つまり筋トレの結果が出やすいということです。
 
逆に、日ごろから刺激をよく受けている、つまり普段よく使っている筋肉は筋トレでも発達しにくいということになります。
 

 
力こぶ(上腕二頭筋)がいい例で、重いものを持ち上げるときなど頻繁に活動しています。刺激に慣れてしまっているので筋トレをしても結果が出にくいということになります。
 
「筋肉をつけて基礎代謝を上げる」「むくみ解消」などの目的を、よりてっとり早く達成するためにも、上で挙げたような、日頃使わない筋肉を鍛えてみてはいかがでしょうか。
 
これからトレーニングをしてみようか、と考えているあなたは参考にしてみてください。