2010年12月25日付の日経プラスワンに、食卓プロデューサー・荒牧麻子さんの「花粉症対策に先人の知恵」という記事がありました。
花粉症を克服するための習慣や食品がまとめてあり、目を引く内容だったので、私の考えも交えて紹介します。
荒牧さんが聞いた、花粉症を克服した人の体験談をまとめます。
・水泳で心肺機能を高める
・洗面器に水を張り、顔をつけて呼吸の練習をする
・うがいや手洗いは当たり前
・外出から戻ったら全身シャワーを浴びる
と、免疫力・体力を高め、清潔な環境を維持するよう心がけていることがわかります。
荒牧さんが考える花粉症対策の食品および有効成分としては、
甜茶 緑茶・・・カテキンやポリフェノール
牛乳・乳製品・・・脂肪酸
があります。
ちなみに私は、花粉症の症状はいまのところほとんど出ていません。上の習慣や食品には、私にも該当するものがあり、
水泳 うがい・手洗い 緑茶 牛乳 乳製品(私の場合はヨーグルト)
あたりは私も実践しているか、日常的に摂取しています。ある程度の花粉症抑制に効果を発揮しているようです。
もうひとつちなみに、最近注目されている「べにふうき茶」は、緑茶に含まれていない「メチル化カテキン」という成分が花粉症対策に有効なのだそうです。
食品で花粉症の改善を図る場合、その食品摂取を習慣化する必要があり、根気が必要です。
毎年症状に悩まされているなら、今からでも早めの対策を始めてみてはいかがでしょうか。
花粉症の舌下免疫療法とは 長所・短所
花粉症を改善する治療法のひとつに「舌下免疫療法」があります。花粉症治療としてたくさんのメリットがあります。
治療手順は簡単です。
1 パンくずなどを舌下に入れ、そこに抗原エキスを滴下する
2 エキスを2分間口中に保持し、その後吐き捨てる
・・・これだけです。
スギ花粉を含む抗原エキスを少しずつ体内に入れることで身体を慣らし、くしゃみや鼻水などの症状を緩和させるのがこの治療法の狙いです。
2011年時点では治験が行われており、無症状化するケースも出るなど、概ね良い成果を挙げています。
舌下免疫療法には、次のようなメリットがあります。
・家庭でも治療が可能なので通院の必要が無くなる
・治療終了後も効果が数年間持続する
・注射による免疫療法よりも、患者の負担が軽くなる
反面、欠点もあります。
・すべての患者の症状がゼロになるわけではない
・治療期間が数年というスパンで必要になる
私個人的には、食生活の改善などで花粉症を克服するのが理想ですが、どうしても症状が軽くならない場合は、舌下免疫療法も考慮に入れてみてはいかがでしょうか。