質の良い睡眠をとるポイントのひとつに、メラトニンがあります。

メラトニンは「睡眠ホルモン」と呼ばれ、分泌量が多いと睡眠の質も良くなるのです。

メラトニンを増やす第一歩は規則正しい生活

しかしメラトニンの分泌量は加齢と共に減少し、昼夜逆転など不規則な生活でもメラトニンの分泌量低下を招いてしまいます。
 
そのため、夜眠り朝起きるという、体内時計の活動にそった生活が質のよい睡眠の条件のひとつです。
 
メラトニンの分泌量は夕方ごろから徐々に増え始め、夜暗くなると一気に増加し、夜二時ごろにピークを迎えた後、朝に向けて分泌量が減少していくのです。
 

 
とはいえ、仕事のシフトなどで夜活動する人も多いですし、加齢による分泌低下は避けられません。
 
これに対処するため、メラトニンの材料を含む食品を積極的に摂取するというのはどうでしょうか?

トリプトファンの多い食品摂取でメラトニンの材料を十分に

メラトニンはトリプトファンというアミノ酸を材料にして作られますが、トリプトファンは体内では合成できません。
 
食品から摂取する必要があるのです。
 
トリプトファンは次のような食品に多く含まれています。
 
豆腐 納豆 きな粉などの大豆食品
牛乳 チーズなどの乳製品
マグロ カツオなど赤身の魚
その他 バナナ レバーなどの食品

 

 
これらの食品を積極的にとれば、メラトニンの材料(トリプトファン)が体内に豊富にある状態になります。
 
快眠の準備が整うわけです。
 
快眠を助ける料理として「レタス牛乳」を紹介している関連記事もあるので、お時間があったらご覧ください。
 

 
ちなみに、良い睡眠を得るには脳が安静な状態でなくてはいけません。脳が興奮していると眠れないのは当然です。
 
「寝る前にテレビやPCのディスプレイを見つめてはいけない」と言われるのは、目から光が入ることにより脳が興奮するからです。