「冷え症の人は、体を冷やす食べ物をたくさん食べるのはNG」と言われるように、食べ物によっては体を温める、もしくは冷やす効果を持っています。

このコンテンツではそうした食品の特徴と、東洋医学での主な食品の温性・冷性分類、西洋医学との分類基準の違いをまとめています。




東洋医学での温・冷食品判断基準

東洋医学では果物・野菜の大部分を冷やす食品に分類しています。特に南国原産の果物などは体を冷やします。
 
(でも、体を温めるとしてよく知られているココアの原料、カカオ豆は赤道直下の暖かい国で作られるますよね。このへんは例外でしょうか?)
 

 
野菜や果物といった、「体を冷やす」食品には水分とカリウムが多いのが特徴です。
 
キュウリ、スイカなどの夏野菜はいずれも水分とカリウムが多く含まれています。
 
一方、体を温める食品にはアリシン、ショウガオール、ジンゲロン、カプサイシンなどが多く含まれています。
 
個人的には「臭いと刺激の強い野菜は体を温めることが多い」と覚えています。




体を冷やす食べ物

トマト ナス キュウリ 白菜 セロリ 春菊 セリ ニガウリ ほうれん草 三つ葉 麦 ひえ あわ 柿 スイカ バナナ パイナップル 梨 キウイ レモン みかん タコ あさり ビール 牛乳 ジュース類 コーヒー 緑茶 白砂糖
 

体を温める食べ物

小麦粉 そば もち米 ネギ ショウガ ニンニク ニンジン タマネギ ニラ シソ カボチャ 小松菜 かぶ 桃 栗 りんご 牛肉 羊肉 鶏肉 うなぎ イワシ エビ 牡蠣 黒砂糖 味噌 トウガラシ 酢 
 

西洋医学での食品「温・冷」判断基準

西洋医学では「体を冷やすか温めるか」は、「血流を良くするかどうか」で判断するそうです。
 
そのため、カリウムと水分を多く含んでいても、それが即ち「体を冷やす」とは分類されません。
 
東洋医学とは少し違いがあります。
 

 
また、「大麦」「小麦」は「体を冷やす食べ物」に分類されることがあるようです。