「身体を温める食品」として、ショウガはすっかりおなじみになりました。
 
芸能人の中にはチューブ入りのショウガを持ち歩いている人もいるとか。

このコンテンツではショウガに期待できる効果やしょうが白湯についてまとめています。

温め効果は生と加熱後で変化 ダイエット効果もあり

ショウガの温熱効果は研究でも明らかになっています。
 
日本大学医学部の平柳要准教授によると、ショウガを10gとると30分後には身体に熱が発生し始め、摂取後3時間持続します。
 
ショウガは加熱してから摂取すると、ショウガの温め効果をさらに強くすることができます。
 

ショウガにはジンゲロールとショウガオールという二つの薬効成分があり、加熱されると生状態よりもショウガオールがおよそ10倍に増えます。

平柳准教授の研究ではショウガオールは高い温め効果を持つことがわかっています。

それぞれ以下のような特徴があります。

■ジンゲロール
・血流を促進して体を温める
・殺菌
・免疫力を高める
・頭痛や吐き気を抑える
・抗がん

■ショウガオール
・脂肪や糖質の燃焼を促進して体温を上げる
・血管を拡張して血行を良くする
・免疫力を高める
・コレステロール値を下げる
・殺菌・解毒

ここでの「加熱」とは炒めるような高熱でなくとも、普通に飲む味噌汁、あるいはポットのお湯程度の温度でもOKです。
 
ショウガに期待できるのは温熱効果だけではありません。
 
平柳要准教授によると、ショウガには脂肪燃焼を促す効果もあります。
 
脂肪燃焼を促進してくれるのはショウガの辛み成分のひとつジンゲロンです。これはジンゲロールが加熱されると発生します。
 
ショウガを摂取した後に有酸素運動を行うと、ショウガオールの血行促進効果とジンゲロンの作用が合わさって、脂肪燃焼効果がさらに強くなります。
 
またショウガには血中の中性脂肪や悪玉コレステロールの増加を防ぐ効果も期待できます。
 
ショウガはメタボ対策にうってつけの食品なのです。

香りは脳の活性化や食欲増進 吐き気止めも

しょうがの香りは、脳の働きを活性化させ、気分を爽快にする働きがあります。
 
しょうがは別名を「嘔吐の聖薬」といい、吐き気を止める力に優れています。乗り物酔い、二日酔い、お産のつわりなどのときにいかがでしょう。
 
しょうがはこのほかにも様々な効果を持つ食品で、主なものは
 
食欲増進、殺菌・解毒効果、血行促進
 
といったものがあります。
 
食欲増進効果はとてもわかりやすいですよね。ほとんどの料理にちょっと加えることで、風味がグンと良くなります。
 

中華料理などで最初にしょうがをはじめとする薬味を炒める際のにおいなどは、思わず「食わせろ~!」と言いたくなるものです。唾液と共にきっと胃液も出ていることでしょう。
 
豚肉のしょうが焼きもたまりません。
 
中国ではしょうがは漢方薬という扱いで、乾燥したしょうがも「乾姜(かんきょう)」として使われます。
 
セキや鼻づまりなど風邪症状の緩和、食欲増進、冷えの解消、吐き気止めといった薬効があります。
 
実はしょうがには、栄養成分としては特筆するものはありませんが、その独特の効果からしょうがは非常に重宝される食材なのです。

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ショウガの風味と保存法

中華料理などで薬味として使われるショウガの香りは、ニンニクと並んで食欲をそそるものです。この香りにはシネオールという成分が含まれており、食欲を増進させる効果があります。
 

 
料理をしていて、しょうがが余ってしまうことはありませんか?
 
そんな時は余った分をすりおろし、袋に入れて平たく伸ばした状態で冷凍します。冷凍にも使える、強度のある袋がおすすめです。料理のたびにパリッと割って使うわけです。
 
炒めものでも煮物でも、生姜を入れるのと入れないのでは風味が全然違います。

しょうが酒の作り方

材料
・しょうが 300g
・ホワイトリカー 1.8リットル(もっと少なくてもできます)

(甘めが好きなら氷砂糖200g。ただし、砂糖は無くとも甘味は出ます)

しょうがはよく水洗いした後、水気をしっかり拭いて、皮付きのままで適度な大きさに切ります。固まりの状態で構いませんし、薄切りにしてもOKです。
 
その後は梅酒用の容器などにしょうが、ホワイトリカー、砂糖を入れるだけです。
 
三ヶ月たったらしょうがを取り出します。これは苦味が出るのを防ぐためです。少なくとも三ヶ月は寝かせた方が味が熟成します。
 
しょうが酒には食欲増進や身体を温める作用が期待できます。お酒として楽しむのはもちろん、料理にも使えます。

しょうが白湯の作り方や効果

インドの伝統医学アーユルヴェーダでは、胃腸を
 
「熱を生む力が最も強い臓器」
 
と考えます。
 
「熱を生みだす器官」としてすぐ思いつくのは筋肉です。考えてみれば胃腸も筋肉であり、胃~大腸まで合わせると10m近い長さがあります。
 
つまり胃腸は「それだけ巨大な熱発生器官」なのです。
 
「身体(筋肉)をウォームアップする」という言葉があるように、筋肉が冷えていると本来の働きができません。
 

これはつまり、そのまま胃腸にも言えます。冷たいものをとりすぎると、胃腸が持つ「熱を生み出す力」が弱まるのです。
 
胃腸本来の働きを妨げなければ全身が温まりやすくなり、血流が促されます。結果として代謝も上がり、老廃物の排泄もスムーズになるのです。
 
これに関連して、「白湯」を飲む健康法が注目されています。
 
内臓と温め、かつ刺激も無い白湯は、胃腸の健康を考えるとまさにもってこいの飲み物なのです。
 
白湯は単体でも身体に良い作用が期待できますが、さらに効果を高めるためにショウガを加える方法があります。
 
作り方は次のとおりです。
(2010年6月5日付の日経プラス1を参考にしています)

よく洗ったショウガを皮付きのまま2mmほどに薄切りする
↓
ティーポットにショウガの薄切りを5~6枚入れ、沸騰したお湯を200ml注ぐ
↓
そのまま5~10分蒸らす
↓
カップに注ぎ、体温より温かいうちに飲む
 

ショウガ白湯を飲むには有効な時間帯があります。
 
まず、何はさておき朝イチは外せません。身体が乾いており、成分が吸収されやすいからです。

空腹時、入浴後に飲むのもお勧めです。
 
体質を改善させるためには一日二杯以上飲みましょう。
 
この「ショウガ白湯」は「日経ヘルス」の2010年5月号でも紹介され、読者からは
 
・お通じ改善
・体重減少
・ウエストのサイズダウン

 
といった変化が起きた、などの反響がありました。
 
白湯としょうがはいずれも簡単に手に入る、極めて身近な食材です。
 
体が冷えぎみなら、寒い季節の間だけでも、しょうが白湯を利用してみてはいかがでしょうか。

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