低脂肪乳製品を食べている女性は妊娠しにくいという調査結果が発表されました。
91年から99年にかけて米ハーバード大学が閉経前の女性1万8555人の健康調査の記録を解析しています。
低脂肪乳製品を食べる女性と不妊リスク 原因はよく分からず
1日に低脂肪製品を2皿以上食べている女性は、1日1皿未満の人に比べて無排卵性の不妊になるリスクは1.85倍にもなりました。
逆に1日1回以上高脂肪食を食べている女性は、週1回以下の人に比べてリスクが27%も低下していました。
この理由については全くわかっていません。
これは「ある程度脂肪を食べた方が良い」ということか、「乳脂肪分が少なくなると妊娠しなくなる」ということなのでしょうか?
この件については何とも言いようがありません。今後の研究の進展を待ちたいところです。
あまり関係ないかもしれませんが、乳脂肪分と妊娠の関連から、こんなことを考えてしまいました。
アメリカでは一般に高脂肪食が多いイメージがあります。牛乳、チーズ、バターなどの乳脂肪分も日本人よりは摂取量が多いのではないでしょうか。
アメリカって、日本よりも出生率がかなり高いですよね。それは乳脂肪分の摂取量が日本よりも多いのも一因ではないでしょうか?
現在の日本では乳製品を敬遠する風潮も少なからずあるようです。
脂肪分の摂取量を増やしてしまうと別の疾患が増えてしまうかもしれませんが、妊娠に関して言えば乳製品をもっと消費してもいいのかもしれません。