女優の洞口依子さんは04年の始め、子宮がんの手術を受け2ヶ月間入院しました。
手術は成功したのですが後遺症がひどく、更年期障害に似た症状が出たそうです。
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洞口さん手術後の情緒不安定と体重増加 一日一食のダイエット
洞口さんは情緒が不安定になり、体力を回復させようと食事の量を増やしたため、06年の夏には体重が70kgにまで増えてしまいました。(身長は164cm)
体重を減らすために、洞口さんはなんと一日一食のダイエットを実行しました。その結果体重を20kg落とし、他の障害も克服できて元気になりました。
いまは三食きちんと食べていて、お父さんが家庭菜園で作る野菜、おじいさんが作る米と豆類を使って料理をしています。
子宮がん治療後に起こる可能性のある後遺症としては次のようなものがあります。
・排尿・排便障害(排泄に関連する神経が傷ついたことによるもの)
・腸閉塞や腸出血
・更年期障害に似た症状(卵巣機能が失われることによる)
子宮がんは子宮の入り口にできる子宮頸がんと、子宮本体部分にできる子宮体がんがあります。(下の記事でまとめています)
子宮頸がんはヒトパピロマウイルスというウイルスの感染で発症します。
このウイルスの感染自体は珍しいことでなく、性経験のある女性であれば一生に一度は感染するとされています。
ヒトパピロマウイルスは人に感染しても自然に消滅するのが一般的ですが、ごくまれに感染が持続するとがん化します。
・デメカル血液検査キット 女性用ガン総合検査セルフチェック(レビューあり)
子宮の疾患まとめ
女性に特有の病気、子宮の疾患を簡単にまとめます。
子宮の病気はこれだけではありませんが、よく聞くものをピックアップしています。
子宮筋腫
子宮の筋肉にできる良性の腫瘍です。
女性ホルモンの分泌が活発な20~40代の女性に多く、35歳以上の女性の4人に1人が子宮筋腫を発症するというデータもあります。
子宮に起きる疾患としてはかなり一般的です。
治療法も確立されており、薬物療法や超音波療法など選択肢も広がっています。日帰りも可能な場合もあります。
子宮内膜症
子宮の内側を覆っている子宮内膜が子宮以外の場所にも発生する病気です。原因はよくわかっていません。
進行すると、性交時や排便時に痛みなどの不快感が生じるようになります。
直腸などに癒着するケースもありますが、最近は腹腔鏡を用いた手術などを施すことで治療が可能です。妊娠・出産を機に治癒することもしばしばあります。
子宮頸がん
子宮入り口の粘膜組織に発生するがんです。
人気音楽グループ「ZARD」の坂井泉水さんに発症したことで知られています。
初期では自覚症状がほとんど無く、進行すると性交時や月経時以外での出血、おりものの増加などの症状が出てきます。
発症患者の低年齢化が進んでいるのは気になるところ。
ピルの使用やヒト・パピローマウイルス感染が原因と考えられています。ウイルスに感染しているかどうかは医療機関で調べられます。
子宮体がん(子宮がん)
別名は子宮内膜がんで名前のとおり子宮の内膜から発生するがんで、子宮頸がんとは異なります。
女性ホルモンの過剰な分泌、閉経年齢が遅い、肥満などが要因になると考えられています。
出産経験が無いことも原因になり、中高年の女性に多いがんです。
貧血、下腹部の張り、頻尿も子宮の病気で発生することがあります。気になる場合は一度婦人科を受診しましょう。