がっかりした管理人の顔日本人の死因で最も多いのはがんですが、血管の病ではどれくらいの割合の人が亡くなっているのでしょうか?

ちょっと古くて恐縮ですが、平成23年の厚生労働省による人口動態統計の数字を紹介します。

日本人の死因四分の一は血管の病 動脈硬化に要注意

日本人の主な死因
 
悪性新生物 28.5%
心疾患 15.6%
肺炎 10.0%
脳血管疾患 9.9%
不慮の事故 4.7%
老衰 4.2%
自殺 2.3%
その他 24.8%

 
悪性新生物とはがんのことで、日本人の死因としては不動のトップです。
 
患者に説明する医師
 
心疾患と脳血管疾患は血管の病であり、この割合を足すと25.5%でがんに次ぐ多さになります。
 
血管が健康なら日本人の死因を四分の一減らせるわけです。
 
ちなみに、血管の不調で一番多いのは動脈硬化です。心臓で動脈硬化が起きると心筋梗塞になり、脳で動脈硬化が起きると脳梗塞をひき起します。
 
動脈硬化を防ぐには、適度な運動とバランスの良い食事が必要です。
 
これらはすでにさんざん指摘されていますが、現代社会での対処は難しいようで、生活習慣病の増加が常に取り沙汰されています。
 
血管の疾患で亡くなる人の数はそのうちガンによる死者数より多くなるかもしれません。
 
血管の不調は自覚症状をほぼ感じないため、人間ドックなどによる定期的な検査が欠かせません。
 
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