管理人は以前カナダでレーシック手術を受けています。2000年9月の話です。

私の場合、手術は大成功でした。
 
メガネやコンタクトの負担から解放され、スポーツもためらいなくできる快適さはまさに天国。
 

 
こうした体験から、私はレーシック手術を推奨してきました。
 
しかしネット上では「レーシックは危険だ」とする主張もあります。
 
「手術の後遺症がひどい」といった体験談や、施術の不手際による感染症も発生しています。有名人がレーシックに失敗したとの報道もありました。
 
そこでこのコンテンツでは、レーシックのメリットやデメリット、リスクをまとめています。
 
レーシックに興味のある方はご覧下さい。

レーシック手術中のデメリットやリスク

レーシックは
 
角膜の表面をうすく切ってめくり、そこにレーザーを当てて元に戻す
 
手術です。
 
行程だけを聞くとインパクトが強烈ですが、皮膚の傷が時間の経過とともに塞がるように、切った角膜もすぐにくっつきます。
 

 
私はカナダでレーシック手術を受けています。
 
その際クリニック側から「レーシックにはこういう危険性があります」というリスク説明がありました。
 
それをもとに、レーシック手術で起きうるリスクやデメリットをまとめます。
 
手術前
・まとまったお金が必要
・手術を受けられないケースがある
 
手術中
・フラップを作る作業自体を失敗する
・不衛生な器具の使用による目の感染症
・レーザー照射中に目が動く
・近視矯正が不十分
・過度に矯正してしまう(過矯正)
 
手術後
・目をこするなどしてフラップがずれる、はがれる
・目に雑菌などが入り感染症を起こす
・視力の戻りがある
 

 
現在日本で最も問題になっているのは、過矯正と感染症ではないでしょうか。「視力の戻り」は個人的に体験しています。
 
レーシックを検討しているなら、これらのリスクは留意しておいてください。
 
ここではこれらの中から三つ挙げます。

まとまったお金がかかる

私が手術をした2000年当時、九州でレーシック手術を行うクリニックは福岡だけにしかなく、50万円かかりました。
 
ちょっと出せない金額だったのでカナダで手術を受け、手術費はおよそ10万円で済みました。
 
現在は日本でもクリニックの数は増えましたが、10~30万円は必要なようです。
 

 
再手術保証費が含まれている場合もあり、高いかどうかは個人の価値観にもかかわってきそうです。




目の感染 過矯正・矯正不足 実績のあるクリニックで

当コンテンツ作成時点で話題になっているのはこの点であり、「レーシック難民」なる言葉も生まれています。
 
こうしたトラブルを防ぐには、何といっても実績のあるクリニックを選ぶしかありません。
 
言うまでもなく目は最も大切な器官のひとつ。クリニックが信頼できるかどうかは極めて大切です。
 
手術をした人にクリニックの話を聞く、あるいはネット上で情報を集めるなど、リサーチは慎重に行いましょう。
 
再手術の保証があるかどうかもチェックするポイントです。




視力の戻り=視力の再悪化がありうる(可能性は高い)

個人的にこれはかなりの高確率で起きると考えています。
 
というのも、私自身の視力が落ちているからです。最近は視力の戻りは手術の”仕様”ではないかとまで思うようになりました。
 
といっても私の場合、視力がどんどん悪化しているわけではありません。
 
右目の視力はおそらく1.0を切っていると思いますが、左目はそれほど悪化していません。
 
ちなみに視力の戻りは5~7%の人に起きるという統計があります。
 
この数字からは「しばしば」という印象はありませんが、私としてはもっと割合は多いのでは?と感じます。
 
プロゴルファーのタイガーウッズ選手も、最初の手術から7年半経過した時点で視力の戻りが起こり、再手術を受けています。
 
現在では再手術を保証するクリニックも多いので、検討してみてください。
 
視力の戻りについては、別に記事を作っています。
 
レーシックのデメリット 手術から10年後の視力低下体験談




メリットは大きい ストレスから解放されスポーツも楽しめる

ここまでデメリットばかり強調してきましたが、もちろん欠点ばかりではありません。
 
私としては、メリットのほうがはるかに大きいと考えています。
 
私が感じているレーシックのメリットを挙げます。

メガネやコンタクトの煩わしさ・ストレスから解放される

レーシック後に最もうれしかったのはこの点です。
 
私は右目の乱視がひどかったため、メガネはレンズがものすごく分厚く、不細工でした。
 
またコンタクトはハードしか使えなかったので、目にゴミが入った時の痛さはまさに地獄。
 
メガネもコンタクトも何かしらストレスがかかっていたのです。
 

 
メガネは耳や鼻が痛くなりレンズも曇ります。コンタクトの毎日の装着や洗浄、保管の手間も面倒です。
 
どうもスボラなもので・・・。
 
レーシックによりこれらから解放されると、まさに快適そのものです。




コストパフォーマンスはメガネやコンタクトと同じかそれ以上

「レーシックはお金がかかる」といわれます。手術には、確かにある程度まとまった費用が必要です。
 
カナダで私が受けた際は、手術費だけでおよそ10万円かかりました。現在日本では10万円~30万円くらいが相場のようです。
 
少なくない金額ですが、私はそれでもレーシックは受ける価値があると考えています。
 

 
というのも、レーシックにはその費用を相殺できるメリットがあるのです。
 
だいぶ安価になったとはいえ、メガネやコンタクトでも購入費や維持費はかかります。
 
その出費は、器具を使う限りずっと続きます。
 
合計すると、結構な金額になりませんか?
 

 
対して、高額とはいえレーシックの出費は手術時の一回だけです。最近は手術後のケアや再手術、目薬などの無償サービスを行っているクリニックもあります。
 
何より、上で挙げたストレスから解放される快適さはお金に代えられません。
 
レーシックを受けた私は、「視力の戻り」が出ているにもかかわらず、金額以上の価値があったと現在でも考えています。




水泳含むあらゆるスポーツが気兼ねなく楽しめる

メガネやコンタクトを使っていると、スポーツのプレー中はどうしても気を遣ってしまいます。
 
コンタクトが競技中に外れたり、目に異物が入るとスポーツどころではありません。
 
私の場合、水泳が不自由なくできるのが最高でした。ゴーグルを使えば、水中でも視界はクリアですからね。
 

 
泳いでいる最中の見え方って、実は意外と大事なんですよ。遠泳では特にそうです。
 
こういう時にはレーシックをやっていて良かった、と思うものです。
 
快適さが当たり前になって、最近ではそのありがたみも忘れがちですが・・・。




レーシックを受けた有名人まとめ 失敗した?人も

レーシック手術は多くの有名人が受けています。
 
特にプロスポーツ選手は、メガネやコンタクトから解放されるため、レーシックに積極的なようです。
 
レーシックを受けたとされる有名人を紹介します。
 
このコンテンツを作っている時点で、私がネット上で名前を確認した人たちです。敬称略しています。

松坂大輔 高橋尚成 杉山愛 片山晋吾 松方弘樹 ブラッドピット 阿藤海 後藤輝基 さくらももこ 吉本ばなな 樽美酒研二 ニコ・ヒュルケンベルグ 
 

 
有名人の中には、「手術を失敗した」と噂される人もいます。
 
現時点では、サッカー日本代表の本田圭佑選手がレーシックを失敗したのではないか、という憶測がネット上で飛び交っています。
 
失敗したとされる有名人も挙げておきます。ただしあくまで噂であり、確定情報ではありません。
 
こちらも敬称略させて頂きます。

前田敦子 松本伊代 マギー審司 アダム・クレイトン 本田圭佑 タイガーウッズ 井端弘和 一場靖弘

 
ネット上には、井端弘和選手や一場靖弘選手の成績が落ちたのはレーシックの失敗が原因とする説もあります。
 
くり返しますが、ここでお知らせした情報は未確認です。根拠のないネットの噂、という可能性もあります。
 
私が知る限り、手術を受けた有名人が自ら「レーシックは失敗でした」と語った例はありません。
 
いまはネットでの情報発信が盛んですが、失敗したケースが語られる機会は少ないようです。




国会でも質問されたレーシック難民問題

「レーシック難民」問題が国会でもとりあげられました。(2013年4月11日)
 
ライブドアニュースさんから。
厚生労働省が実態把握していない「レーシック問題」
http://news.livedoor.com/article/detail/7666582/
 
衆議院の消費者問題特別委員会で、みんなの党の三谷英弘議員が、消費者庁や厚生労働省は「レーシック問題」をどの程度把握しているのかを質したのです。
 

 
これに対し、消費者庁が把握しているレーシック被害件数は
 
平成21年度 7件
22年度 6件
23年度 15件
24年度 8件
 
でした。
 
また厚生労働省としては、レーシックの手術および被害件数は把握していない、という結論です。
 
いわゆる「レーシック難民」問題は、これまでは主にネット上で話題になるだけでしたが、ついに国会でも質問されるようになりました。
 
無視できない社会問題として認知されてきたと言えます。




本田圭佑選手「レーシック手術は成功」そもそも視力が落ちた理由は?など

本田圭佑選手が自身の「目の不調」の噂を完全否定しました。
 
J-CASTニュースさん
サッカー本田「レーシック手術失敗」を否定 「もちろん満足、何の後悔もない」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20131004-00000004-jct-ent&p=1
 
J-CASTニュースさんの記事によると、本田選手は「レーシック手術失敗」の噂は承知していたそうです。
 
この疑惑を払しょくするため、執刀医であるSBC新宿近視クリニックの安田医師とビジネス誌「ダイヤモンドオンライン」で対談したのです。
 
結論としては、本田選手はレーシック手術に失敗したとの噂はデマであり、手術から1年たった時点でも本田選手の視力は1.5をキープしています。
 

 
本田選手がレーシック手術を受けたSBC新宿近視クリニックさんのサイトでは本田圭佑選手のレーシック体験談が紹介されています。
 
この体験談と、ダイヤモンドオンラインさんの記事から、本田選手の視力およびレーシック手術前後におけるポイントをまとめます。

・視力が悪くなったのはオランダのホテル生活時代で、暗い照明の下で読書やパソコン作業をしたのが視力低下の原因か。
 
・手術前の視力は0.5以下であり、ボールをうまくとらえられずストレスを感じていた。
 
・コンタクトを使っていたが、やはり違和感は大きかった。
 
・手術後はゴール数およびボレーシュートの数が増えた。
 
・現在ドライアイが少し残っていて目薬をさしているが、頻度は減少傾向にある。
 
・レーシック手術の結果には満足しているので、一般人はもちろんスポーツ選手にも勧めたい。
 

 
本田選手の目の噂は根拠のないデマであることがわかり、かなりスッキリしました。
 
クリニックと有名人が協力して情報を提供し、レーシックへの懸念を払しょくしてくれれば、手術を受ける側とクリニック双方の利益になりますね。