別コンテンツでもお知らせしているように、私は2000年の9月にカナダでレーシック手術を受けています。
 
※手術についてはこちらをご覧ください
レーシック手術体験談 1 レーシックとはこんな手術です
 
手術後はコンタクトから解放されてずっと快適だったのですが、手術から10年ほど経って視力の低下を自覚するようになってきました。(特に右目)

このコンテンツではレーシックのデメリットともいえる手術後の視力低下についてまとめています。

タイガーウッズ選手は視力低下で再手術

レーシック手術後の視力低下に関してはメルマガにも書きました。
 
レーシックって、再手術をするケースもあるみたいですね。
 
雑誌「ターザン」を読んでいたら、プロゴルファーのタイガーウッズ選手が2度目のレーシック手術を受けたという記事がありました。
 

 
レーシック手術後しばらく時間が経過すると、眼圧の影響から角膜のカーブに変化が起こるため、5~7%は追加手術で微調整する必要があるのです。(管理人としては、もう少し割合が多い印象があります)
 
ウッズ選手が再手術を受けたのは07年の4月だったようです。最初に手術を受けたのは99年10月なので、7年半で再手術ということになりました。
 
う~む、私も再手術受けてみようかな?でもまた改めてカナダに行くのもキツいなぁ・・・。
 
現在は、レーシックを行う病院が熊本にもだいぶ多くなっているので問題ないとは思いますが。
 
ただ私の場合、手術を受ける際に「あなたは角膜が薄いので、レーシック手術ができるのはおそらくこの一回限りです」と言われているので、こちらの方がより問題かもしれません。




術後の視力低下 この”リスク”も契約で了承済み

私がカナダで受けたレーシック手術はバッチリ成功し、以後快適な裸眼生活を謳歌していたのですが、実は2009年あたりから右目の視力が落ち始めています。
 
このコンテンツを作っている時点では、検査したわけではないので確かなことは言えませんが、1.0は間違いなく切っているでしょう。0.7くらいかな?という感じです。
 
左目はどうかというと、こちらの視力はほとんど落ちていないと思います。おそらく1.0はキープしています。
 
そのため、右目と左目それぞれで見ると、視力の違いがハッキリわかります。
 
今のところ生活に支障はありません。夜に車を運転しても大丈夫です。それでも視力が低下していることは間違いないのでお知らせしておきます。
 
私が手術を受けた当時、レーシックは日本ではまだ「はしり」の状態で、手術を行っているクリニックは全国に数ヶ所あるだけでした。
 
ある日「北米に近視を矯正できる手術があるらしいぞ(しかも格安!)」と聞き、近眼コンプレックスだった私は、手術するためにはカナダに行く必要があるにもかかわらず、一も二もなくこの話に飛びつきました。
 
近視矯正手術に関しては日本よりもはるかに進んでいた北米ですが、(アメリカやカナダの大きな都市には必ず1~2軒クリニックがあったと記憶しています)手術の歴史自体はそれほど長いものではありませんでした。
 
そのため、レーシックのリスク説明にはこんな文言があったのです。

レーシック手術には、術後の長期間にわたるデータがまだ無い。そのため、手術が成功してもその後時間の経過とともに何らかの不具合が生じる可能性がある。

正確ではないかもしれませんが、意味するところはこんな感じでした。
 
つまり、

手術は成功しても、10年や20年といった時間が経過すると、視力が低下したりするかも知れないよ。そのリスクは認識しといてね。なにせそんな長期間にわたるデータがまだ無いもので。

というわけです。
 
こうしたリスク説明のウラには、
 
「あなたはこうしたリスクを認識して手術を受けるのだから、今後視力が低下したりしても文句は言わないでね」
 
という意味があるのです。
 
現在の私の視力低下はまさにその「リスク」と言えそうです。
 
他にも同じような経験をしている人はいないかな?とネットを検索してみたのですが、いまのところ(09年10月現在)それらしいページは見当たりませんでした。
 
「レーシックを受けたけど(数年したら)視力が低下した」という意見は、現時点ではそれほど多くないようです。先程書いたように「まだ時間が経過していない」だけなのかもしれませんけど。




視力が低下する理由と私の要因

手術後に視力が低下する理由としては、以下のようなものが考えられています。
 
・角膜が眼圧に押されて前方に出る 
・削った角膜の上皮の厚みが増す
・レーザー照射が不十分だった
 
手術前の近視と乱視がひどいと「戻り」も起きやすいようです。
 
参考に、視力低下に影響しているかも?と思える私の個人的な要素をまとめておきます。

・手術前は乱視・近視ともに右目の方がひどかった
 
・私はもともと角膜が薄かった。そのため、レーシック手術は一回だけ、と言われた
 
・パソコン作業を長時間行うことがある(私個人的には、これが一番大きな原因ではないかと)
 
・一日にテレビを見る時間は、長くても映画観賞などで二時間ほど 全く見ないこともしょっちゅう
 
・読書は平均すると一日30分くらい?(一度に長時間読むこともあり)

 
「レーシックをやってみようかな?」と思っている方には不安を煽るようなことを書いておりますが、実は私としては今でも「レーシックはおすすめ」と考えています。
 
ただし「視力の戻り」もけっこうな確率で起きるようなので、このリスクがあるのは確かです。
 
これをどう判断するかは、その人次第と言えそうです。
 
最後に、「戻り」を自覚してから眼科に行った際の様子をまとめておきます。




視力低下確認のために検査を受けました

レーシック後に低下した視力を調べるため、久しぶりに眼科を訪れました。レーシックの定期検診以来なので、およそ8年ぶりくらいでしょうか。
 
さっそく結果を書きますと、まず視力は
 
・右 0.9
・左 1.2

 
でした。(手術直後は両眼1.2ほどでした)
 
思ったよりも落ちていませんでしたが、目が疲れ気味だったりするとこれよりも悪い時はあると思います。
 
 
念のため目の組織なども調べてもらって、
 
・特に変わったところはナシ
 
という診察でした。
 
結論としては、
 
「手術直後よりはわずかに視力が落ちているが、目そのものは全く異常なし」
 
ということになります。
視力の低下があるとはいえ、それほど心配する必要は無かったかなと。
 
レーシックを検討している方は参考にしてみて下さい。
 
以下、余談です。

余談:パソコン作業で目を疲れさせないためには

私が「パソコン作業が多い」旨の話を先生にしたら、
 
「今はパソコンで目が疲れている人がすごく多いです」
「パソコン作業では適当な間隔で休憩をとった方がいいですね」
 
と言われました。
 
目を休める際はただ目をつぶるだけよりも、積極的にちょっと遠い所を見つめる方が良いそうです。
 
また、別の人から聞いた話として、デスクトップのパソコンを使う際は
 
座った位置から手が届かないところまでディスプレイを離すと良い
 
のだとか。(オフィスなどでは難しいかもしれませんが・・・)
 
あと、パソコンの画面に別の光が入り込んだ状態で作業をするのは目を非常に疲れさせるそうです。
 
照明の光 窓からの日射 鏡の反射 テレビの画面
 
などがディスプレイに映っていると目が疲れやすくなります。
 
ディスプレイ自体の明るさも控えめにした方が目への負担は少なくなるようです。