「肩や腰のコリ」は、最も多く発症する不調のひとつです。

体のコリには「マッサージに行く」「誰かにもんでもらう」など、いろんな解決法がありますが、あいにく時間・お金・やってくれる人が都合できないときは?
 
そんなとき、硬式テニスボールを使ってグリグリやる方法があります。

硬式テニスボールで腰・背中・脚をマッサージ ”ながら”もOK!

硬式テニスボールは硬さ・弾力がちょうど良く、表面がゴワゴワしているのでマッサージ中も滑らず使いやすいのです。
 

 
イスやソファに座って背もたれと腰・背中の間に挟んだり、床に置いて踏む、あおむけに寝て背中の下に敷くなどして使います。
 
テレビを見ながら太ももの側面、裏側、ふくらはぎも刺激できます。
 
腰痛に悩んでいるなら、座骨から太ももの裏側にかけての筋肉が硬くなりがちです。いすに座ってテニスボールで刺激してあげましょう。
 
就寝前にやると安眠効果も期待できます。
 
ちなみに、マッサージ師さんによると女性は右側、男性は左側が張っていることが多いそうです。
 
肩が凝った場合はいきなり肩をもむのではなく、手先から肩に向けて「グッと握る→パッと離す」というマッサージをすると効果的です。
 
「肩にたまった老廃物を流すためにリンパの循環を促してあげる」マッサージです。
 
私としては、肩こり解消には水泳のクロールがピカイチだと考えています。
 
というのも、私が水泳を始めたころ、ある程度の距離をクロールで泳ぐと肩周りの血行がものすごく良くなるのがわかったからです。
 
プールから上がっても首から肩にかけてカッカするんですよ。これだけ循環がよくなるなら肩こりにも効果てきめんです。
 
平泳ぎ金メダリスト・北島康介選手を指導した平井伯昌コーチも「肩こりには水泳が効果的」としています。(下の関連記事をご覧ください)

肩こり対策に「手浴」やり方 首から肩にかけて筋肉が柔らかく

寒い季節になると血管が縮みがちになり、血流が滞って身体の「コリ」が発生しやすくなります。
 
現代はパソコン作業を長時間行うケースも多く、肩こりに悩まされる人が増えています。
 

 
コリを解消するためには身体を温めて血行を良くするのが一番です。
 
その手段としては一般的なのは入浴や足湯であり、上で紹介しているテニスボールを使ったマッサージも効果的です。
 
その他に、「手浴」も肩こり対策に効果的です。腕だけをお湯に浸けるわけですね。
 
東京ガスの都市生活研究所が、指先からひじまでを42度のお湯に20分間浸ける手浴の実験を行っています。
 
手浴の前後で腕や肩の筋肉の硬さを測定したところ、浸けた後は、手浴前よりも首の付け根、肩の中心部、腕の付け根の三か所の筋肉がいずれも柔らかくなることがわかりました。
 
「コリ」が解消されたのです。
 

 
上の記事で「整体師は患者の肩こりを解消する際、まずは指先から二の腕までのリンパを流れを良くする(いきなり肩をもむことはしない)」とお知らせしています。
 
腕を温めて血行を促進する手浴は、整体師が行う対処法と似たような効果を発揮してくれるわけです。
 
肩こり対策として肩を温湿布などを貼ることはよくあります。そんな時、手浴用のお湯が用意できない場合は、携帯カイロなどで腕も温めてあげると、肩コリ解消効果がさらにアップするでしょう。
 
寒い時期、肩こりに悩まされるなら試してみて下さい。